右派系メディア「ザ・ブルワーク」の分析によると、アメリカ保守運動の内部で、カンダス・オーウェンズの排除を目指す「反オーウェンズ連合」が結成されつつある。この動きは、オーウェンズによる陰謀論の拡散や反ユダヤ主義発言、さらにはトランプ前大統領への攻撃が原因となっている。
ローラ・ルーマーとジェシカ・リード・クラウスの確執から共闘へ
InstagramのMAHA(反ワクチン・反政府)インフルエンサーであるジェシカ・リード・クラウスは、かつてローラ・ルーマーを「狂気」「無責任で怠惰な」「道化師」などと非難していた。ルーマーもクラウスを「我慢できないクソ女」と罵倒し、昨年には10回以上にわたり「クソ女」というメッセージを送りつけたとクラウスは明かした。
しかし、保守運動の内部抗争が激化する中、両者は「オーウェンズを排除する」という共通の目的で手を組むことを決断。クラウスは先週、ルーマーの「カミカゼ作戦」を支持する声明を発表した。
「狂気の者同士が戦えば、狂気の者が勝つ」
クラウスは自身の投稿でこう述べ、「オーウェンズを倒すことができるのはルーマーだけだ」と主張した。また、別の保守系メディア「フォールスフラッグ」もこの動きを支援しており、支援を呼びかけている。
オーウェンズの発言が引き金に
オーウェンズはここ数ヶ月、陰謀論の拡散や反ユダヤ主義発言を繰り返し、同盟関係にあったエリカ・カークやトランプ前大統領を標的にした。これにより、保守運動内でオーウェンズを排除すべきとの機運が高まっている。
ルーマーとオーウェンズはX(旧Twitter)上で激しい口撃を繰り広げており、オーウェンズはルーマーの顔をホラー映画「ソウ」の悪役「ジグソウ」に例え、ルーマーは「神はあなたを憎んでいる」と発言。さらに、オーウェンズの夫であるジョージ・ファーマー(イギリスの大富豪)の逮捕記録が暴露されたことで、事態はさらにエスカレートした。
夫の逮捕記録が暴露される
テネシー州の裁判記録によると、ファーマーは2023年に飲酒運転で逮捕されており、血中アルコール濃度が0.261%に達していた。ルーマーはこの記録を入手し、ファーマーの逮捕写真や事故車両の画像を公開。オーウェンズが妊娠中であったこともあり、この暴露は大きな波紋を呼んだ。
「ローラ・ルーマーにピュリッツァー賞を与えるべきだ」とメーガン・マッカーシーがXで皮肉を込めて投稿した。
保守運動の分裂を懸念
保守運動の内部では、オーウェンズの行動が運動の分裂を招く可能性があるとの懸念が広がっている。ルーマーとクラウスの共闘は、この問題に対する一つの解決策として注目を集めている。