ホルムズ海峡を巡る緊張が世界経済に深刻な影響を及ぼしている。原油価格は戦争開始以来最高値を更新し、ブレント原油は一時1バレル120ドルを超えた後、発表時点では114ドル前後で推移している。

米国のドナルド・トランプ前大統領は8日、Axiosの取材に対し「海峡封鎖は爆撃よりも効果的だ。彼らは首が絞められた豚のように窒息している」と発言。世界経済が「窒息」しかねない状況が続いている。

司法省の政治的起訴に疑問の声

そんな中、米司法省が元FBI長官ジェームズ・クレイミー氏を「大統領暗殺を示唆した」として起訴した問題が波紋を呼んでいる。その根拠は、クレイミー氏が昨年Instagramに投稿した「86 47」という文字列の写真だけだ。

米司法省のトッド・ブランシェ長官代行は、CBS Newsのインタビューで「大統領の命を脅かす意図があったか」と問われ、「大陪審が起訴を認めた事実が証拠だ」と回答。しかし、同様の投稿が他にも存在する可能性についての説明はなかった。

FBI長官のカシュ・パテル氏も「この事件は9~11か月にわたる捜査が必要だった」と主張したが、その内容は単なるInstagram投稿の解釈に過ぎない。トランプ氏でさえ「おそらく命の危険はなかったと思う」と発言するなど、起訴の正当性に疑問が呈されている。

「86 47」とは何か?

「86」は業界用語で「排除する」を意味し、「47」はトランプ前大統領を指すとされる。しかし、クレイミー氏はこれを「大統領暗殺を示唆した」と解釈された。政治的な司法利用の疑いが強まる中、米国の法の公平性が問われている。

世界経済への影響も懸念

ホルムズ海峡は世界の原油輸送の要衝であり、封鎖リスクが高まればエネルギー価格のさらなる高騰が避けられない。既に原油価格は高止まりしており、各国の経済成長に悪影響を及ぼす可能性が指摘されている。

米国の司法と政治の混乱が世界経済に与える影響は計り知れない。今後、司法の独立性と透明性が改めて問われることになるだろう。