米国発スタートアップが1億600万ドルを調達し、脳疾患治療薬の開発に注力
米国の新興企業Tortugas Neuroscienceは、1億600万ドルの資金調達を発表し、統合失調症や耳鳴り、てんかんなどの脳疾患治療薬の開発を加速させる。同社は、中国の大手製薬会社江蘇 Hansoh Pharmaceutical Groupから2つの治療薬のライセンスを取得するとともに、日本のエーザイが開発したてんかんおよび脳症治療薬2剤についても臨床試験を実施する。
ライセンス供与を受けた治療薬とそのターゲット疾患
- 統合失調症および耳鳴り:江蘇 Hansoh Pharmaceutical Groupからライセンス供与を受けた2剤
- 焦点性てんかんおよび脳症:エーザイが開発した2剤
資金調達の背景と今後の展望
Tortugas Neuroscienceは、Cure Ventures、The Column Group、AN Venturesの3社から総額1億600万ドルの資金を調達した。この資金は、米国で第II相臨床試験を実施するために活用される予定だ。
同社の設立目的は、脳疾患治療薬の開発に特化したイノベーションを推進すること。特に、これまで治療法が限られていた疾患に対する新たな治療薬の実用化を目指す。
中国と日本の製薬業界との連携強化
中国の製薬業界は、これまで主に肥満症治療薬やがん治療薬の分野で注目を集めてきたが、Tortugas Neuroscienceの取り組みにより、脳疾患治療薬の分野でも存在感を示すこととなった。また、日本のエーザイとの提携は、両国の製薬業界のグローバルな連携を象徴するものでもある。
今後、Tortugas Neuroscienceは、第II相臨床試験の結果を踏まえ、治療薬の実用化に向けたさらなる開発を進める予定だ。
出典:
STAT News