米バイオジェンは11月7日、アルツハイマー病治療薬「ディランセルセン(BIIB080)」のフェーズ2試験(中間段階試験)で、混在した結果を発表した。
同薬は、神経細胞に有害なタウタンパク質を標的とした治療薬で、認知機能低下に関与するとされるタウの蓄積を抑制する効果が確認された。具体的には、脳脊髄液および脳内のタウレベルが低下し、認知機能の低下速度が緩やかになったという。
用量反応性の目標は未達成
同社は、3段階の異なる用量(低用量・中用量・高用量)で効果を検証したが、最も低い用量で最も良好な結果が得られた。このため、主要な有効性目標であった「用量反応性の確認」を達成することができなかった。
今後の展望と課題
バイオジェンは、今回の結果を踏まえ、同薬の開発方針についてさらなる検討が必要との見解を示した。タウタンパク質を標的とした治療薬は、アルツハイマー病治療の新たなアプローチとして期待されており、今後の臨床試験の進展が注目される。
出典:
STAT News