FBIが科学者の死去・失踪を調査
米連邦捜査局(FBI)は先週、政府と関係の深い科学者や技術者の死亡・失踪事件を調査していると発表した。過去4年以内に少なくとも10人が死去または行方不明となっている。
「UFO研究者」の死去が陰謀論を加速
その中には、オハイオ州のUFO伝説で知られる基地との関係が指摘される退役空軍研究所司令官ウィリアム・ニール・マッカスランドも含まれる。事件同士の関連性は明らかになっていないが、自然死の可能性も示唆されている。
英国防省UFO担当者も死去
最近では、英国防省で「未確認空中現象」を調査していたニック・ポープ氏が60歳で死去した。ニューヨーク・タイムズによると、食道がんが原因だったという。ポープ氏は政府在職中の1984年から1994年にかけて、UFO目撃情報に関する調査を担当。退職後は書籍執筆やテレビ出演を通じてUFO研究を続け、「Xファイル」のモデルとも称された。
ニューヨーク・タイムズによると、ポープ氏は「UFO研究の講演活動で高い評価を受けていた」とされる。同紙の元記者ラルフ・ブルーメンソール氏は「彼は知識があっても奇妙な方向に流れない賢明さを持っていた」と述べている。
議員らが「核機密関係者の失踪」に懸念表明
議員らは最近、米政府に対し「米国の核機密やロケット技術に関わる科学者や技術者の死去・失踪」について調査を求めている。議員らは「悪意のある関連性の可能性」を指摘し、米国の安全保障上の脅威となる可能性を懸念している。
一方で専門家らは、UFO関連の死去が注目を集めることで「パターンのように見えるだけで、実際は統計的な偶然に過ぎない」と指摘。FBIによる調査の背景には、こうした陰謀論の広がりがあるとの見方もある。
専門家の見解:統計的偶然の可能性高い
米国防総省のUFO調査プログラム「AARO」の責任者を務めたロン・アルドリッチ氏は、同様の死去が「偶然の一致」である可能性が高いと指摘。一方で、議員らの主張を受け、米政府がさらなる調査を進める可能性もある。
今後も科学者や技術者の死去・失踪事件が注目を集める中、その背景には何が隠されているのか、引き続き注目が集まる見通しだ。