米ウィスコンシン州選出の民主党タミー・ボールドウィン上院議員は先月、州内に本拠を置くチームの全国中継試合を無料で視聴できるよう求める法案「For the Fans Act(ファンのための法案)」を提出した。
しかし、同州の人気チームであるグリーンベイ・パッカーズが感謝祭前日の11月26日にロサンゼルス・ラムズと対戦する試合が、Netflixで独占配信されることが明らかになり、議員は強い不満を表明した。
「物価が高騰する中、NFLは再びウィスコンシン州民に対し、パッカーズの試合を見るためだけにNetflixの有料契約を強要している」とボールドウィン議員は述べた。
「もう我慢の限界だ。For the Fans Actがあれば、このような状況は防げる。ウィスコンシンの家族がパッカーズの試合を見るためにNetflixに料金を支払うことを強制される事態を阻止できる」
この問題は、NFLが政治的圧力に直面しているタイミングで浮上した。米司法省は現在、NFLが放送独占禁止法の適用除外を超えて権力を行使していないか調査中だ。また、FOXオーナーのルパート・マードック氏は、ウォールストリート・ジャーナルの論説や政府関係者への働きかけを通じて、NFLの適用除外そのものを見直すべきだと主張している。
ウィスコンシン州では、パッカーズ対ラムズ戦の地上波放送はグリーンベイとミルウォーキーの系列局でのみ視聴可能で、それ以外の地域の視聴者はNetflixに加入しない限り試合を観られない状況だ。同様の問題は、Amazonプライムビデオで配信されるパッカーズの試合にも当てはまる。
For the Fans Actが実現するかは不透明だが、NFLの試合を視聴するために追加費用を支払わざるを得ない現状に対する不満は、当面続く見通しだ。