こんにちは。これは、筆者が最近夢中になっている音楽や音楽業界の話題を紹介するコラム「リスニング・ハビッツ」です。

筆者が初めて、音楽産業による巧妙な売り込みに違和感を覚えたのは、アヴリル・ラヴィーンという小さなスーパースターの登場時でした。彼女は「ブリトニーに対抗する存在」として売り出されました。粗野で反抗的、パンクなイメージ。タイトなスパッツではなく、白のタンクトップにカーゴパンツを着こなす彼女のスタイルは、まさに「反抗の象徴」として演出されていました。当時は「アティテュード™️」と呼ばれたその戦略は、皮肉にも非常に効果的なマーケティング手法でした。ティーンエイジャーを「バカ」扱いすることで、売り上げを伸ばす──。当時の音楽業界は特にシニカルな時代でしたが、筆者はその裏側を徐々に見抜くようになりました。

やがて筆者は、音楽と音楽ビジネスについての知識を深めるにつれ、その「でっち上げ」のサインをいたるところで見つけるようになりました。グッド・シャーロットの偽りの反抗心、ボウ・ワウの偽装されたクールさ──。子どもの頃にはその手口を指摘する言葉がありませんでしたが、後に「インダストリー・プラント(業界が作り上げたスター)」と呼ばれる存在が次々と現れるようになりました。

「音楽業界は、ティーンエイジャーを馬鹿にすることで成功を収めてきた。しかし、その裏側を知る者にとっては、もはや見え透いた手口に過ぎない。」

アヴリル・ラヴィーンのデビュー曲「Complicated」がリリースされた2002年当時、筆者はまだその仕組みを理解していませんでした。しかし今振り返れば、彼女の「反抗的な」イメージがいかに計算されたものだったかが明らかです。音楽業界の裏側に触れたその瞬間、筆者は「でっち上げ」の正体を目の当たりにしたのです。

このコラムでは、そんな音楽業界の裏側や、筆者が見つけた「本物の音楽」についても紹介していきます。次回もお楽しみに。

出典: Defector