米中首脳会談の取材のため中国・北京を訪れた米主要メディアの記者たち。そんな中、CBSニュースの人気アンカー、トニー・ドクピル記者が、北京から約1,600km離れた台湾・台北から中継を行うという異例の事態が発生した。

ドクピル記者は水曜日の夜、台北のホテルバルコニーから中継を開始。自身の位置を「中国本土から約160km」と発言したが、実際の北京からの距離は1,000km以上離れていた。CBSはドクピル記者の中国ビザを取得できなかったため、急遽台北に派遣せざるを得なかったという。

セマフォーのマックス・タニ記者によると、CBSは直前までビザ手続きに失敗し、ドクピル記者は台北への移動を余儀なくされた。さらに、同ネットワークの編集長であるバリ・ワイス氏が、ドクピル記者の原稿読み上げ装置を操作したり番組の視聴率低迷に関与したりする中、CBSは基本的な業務遂行能力すら失いつつあるとの指摘も浮上している。

台北へ到着した後もドクピル記者の苦難は続いた。水曜日の夜、中継中にカメラマンが体調不良で倒れ、放送が突然中断されるトラブルが発生。CBSはその後、カメラマンが無事であるとの声明を発表したが、一連の出来事は同局の混乱ぶりを象徴するものとなった。

出典: Defector