米放送ネットワークCWは15日、新たなストリーミング戦略を発表した。夏季から、CWが放送するスポーツ中継800時間超をESPNアプリでライブ配信する。対象はESPN Unlimited加入者で、ACC、Pac-12、Mountain Westカンファレンスのカレッジフットボールやバスケットボール、NASCAR、WWE NXT、PBAボウリング、PBRブルライディング、AVPバレーボール、2026年アリゾナボウルなどが含まれる。

また秋からは、CWのドラマ・バラエティ番組の新作をRokuで初回放送翌日にストリーミング配信する。これにより、CWはスポーツとエンターテイメントの両面でストリーミング戦略を強化する。

ESPNとの提携で広告収入も拡大

CWのブラッド・シュワルツ社長は「世界に新たなD2Cサービスを追加する必要はない。既存のプラットフォームと提携し、スポーツ分野でリーダー的存在であるESPNと組むことで、ファンへのアプローチを強化できる」とコメント。Nexstarのダン・ランツァノ社長は「市場はスポーツとストリーミングへの予算シフトが進んでおり、800時間のライブスポーツとストリーミングパートナーの獲得で、消費者と広告主双方にメリットを提供する」と述べた。

ESPNにとっても、NFLに次ぐ大規模な提携であり、ロザリン・デュラントESPNプログラミング・アクイジション担当EVPは「ファンにとってより多くのスポーツコンテンツをワンストップで提供できる」と意義を強調した。

今後の展望と市場への影響

この提携は、CWのストリーミング戦略の転換点となる。CBS(Paramount+)、NBC(Peacock)に続く形で、CWも主要スポーツ中継をストリーミングで提供する。広告収入面では、ESPNアプリ上での広告販売をCWが担当し、動的広告挿入の導入も計画されている。今年のアップフロントシーズンにおいて、広告主は新たなデジタルプラットフォームを通じたリーチ拡大が可能となる。

出典: The Wrap