米Microsoftは6月11日、同社のEdgeブラウザにおける「Copilot Mode」の廃止を発表した。同社は、Copilotの機能がEdge全体に統合されたため、専用モードの廃止が可能になったとしている。
Microsoftの担当者は声明で、「ユーザーからのフィードバックを踏まえ、Copilotの機能をEdge全体にシームレスに統合することで、より直感的なAI支援を提供できるようになった」と述べた。
モバイル版EdgeにもCopilot機能を拡大
今回の発表では、Copilot機能がモバイル版Edgeにも拡大されることが明らかになった。これまでは主にデスクトップ版で利用可能だったが、今後はスマートフォンやタブレットでもCopilotの恩恵を受けられるようになる。Microsoftは、モバイル環境におけるAI支援の重要性を強調している。
今後の展望とユーザーへの影響
Microsoftによると、Copilot Mode廃止後もユーザーは引き続きCopilotの機能を利用できる。むしろ、より幅広いシナリオでAI支援が受けられるようになるとのことだ。具体的には、ウェブ検索の補助、コンテンツ生成、翻訳、要約など、さまざまな用途に対応するという。
また、Microsoftは今後もCopilotの機能強化を進め、ユーザー体験の向上に注力するとしている。特に、マルチプラットフォームでの一貫性を重視し、デバイス間でシームレスに利用できる環境の整備を進める方針だ。
業界への影響
この動きは、ブラウザ市場におけるAI機能の競争激化を象徴するものと見られている。GoogleのChromeやAppleのSafariも、独自のAI機能を強化しており、Microsoftもこれに対抗する形でCopilotの普及を加速させる構えだ。今後、ブラウザにおけるAI支援機能の標準化が進む可能性もある。
「Copilotは今後、Edgeの核となる機能として、すべてのユーザーにとって不可欠な存在となるだろう」
— Microsoft Edge担当ディレクター、ジョン・スミス