米航空宇宙局(NASA)は、56年ぶりに「13」のミッション名を冠した有人宇宙飛行ミッションを実施すると発表した。アポロ13号の「問題」から半世紀以上を経て、新たなクルーが国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう。

今回のCrew-13ミッションには、NASAのジェシカ・ワトキンス、ルーク・デラニー、カナダ宇宙庁(CSA)のジョシュア・クトリク、ロシア・ロスコスモスのセルゲイ・テテリャトニコフの4名が参加する。彼らはスペースXのドラゴン宇宙船で、9月中旬にISSへ向けて出発する予定だ。滞在中はExpedition 75および76の一員として活動し、約5ヶ月後に地球へ帰還する。

科学研究と技術実証が主な目的

NASAの発表によると、このミッションはスペースXによる13回目の有人ローテーション飛行となる。クルーはISS滞在中、以下の主要な活動を実施する。

  • 有人月・火星探査に向けた科学調査と技術実証
  • 地球上の人々の生活向上に貢献する研究
  • ISSの運用維持と新たな実験装置の設置

アポロ13号の教訓を活かす

アポロ13号の事故から半世紀以上が経過したが、NASAは「13」という数字に対する迷信を払拭するかのように、このミッション名を採用した。新しいパッチデザインも発表されており、従来の慣習を覆す意欲が感じられる。

「この飛行は、スペースXによる13回目のクルーローテーションミッションです。クルーは月や火星への有人探査に向けた準備を進め、地球の人々の生活向上に貢献する科学研究を実施します」
— NASA公式発表

今回のミッションは、単なる数字の復活にとどまらず、有人宇宙探査の新たな一歩として注目を集めている。