米国の下院歳出小委員会は2026年4月16日、ロバート・F・ケネディ・ジュニア(RFK Jr.)を公聴会に招致した。同氏が提言する反トランス政策に対し、医学・法律・人権分野の専門家らが一斉に反対の声を上げた。
公聴会では、RFK Jr.が提唱する政策の根拠となる主張が科学的・倫理的観点から徹底的に検証された。その結果、同政策が医学的根拠に乏しく、憲法上の権利を侵害する可能性が高いことが明らかになった。
専門家らが一致して批判
米国医師会(AMA)や全米精神医学会(APA)などの医療団体は、RFK Jr.の主張が「トランスジェンダーの健康に関する国際的な医学的コンセンサスに反する」と強く非難した。また、全米法曹協会(ABA)は、同政策が「憲法修正第14条の平等保護条項に違反する可能性がある」との見解を示した。
政策の核心とその問題点
RFK Jr.の提言する反トランス政策の主な内容は以下の通り:
- 医療介入の制限:トランスジェンダーの若者に対するホルモン療法や性別適合手術を原則禁止。
- 学校教育の規制:LGBTQ+に関する教育を制限し、トランスジェンダーの存在を否定する内容を推進。
- 公的資金の削減:トランスジェンダー支援のための公的資金を大幅に削減。
これらの政策は、トランスジェンダーの人々の基本的人権を侵害するだけでなく、彼らの健康と安全を脅かすと専門家らは指摘する。
政治的・社会的反響
民主党を中心とした議員らは、RFK Jr.の政策が「人権の後退」であり、「米国の価値観に反する」と糾弾。一方、一部の保守系議員は同政策を支持したが、その根拠の薄弱さが次第に明らかになりつつある。
また、市民団体や人権団体も一斉に抗議活動を展開。特に若者世代を中心に、政策撤回を求める声が高まっている。
今後の展望
専門家らの批判や世論の高まりを受け、RFK Jr.の反トランス政策は撤回に向けた動きが加速している。米国の主要メディアもこの問題を大きく取り上げ、政策の是非について議論が続いている。
今後、同政策が正式に撤回されるかどうかが注目される。