米首都ワシントンで開催されたホワイトハウス記者協会晩餐会(WHCD)の会場で4月27日に発生した銃撃事件の容疑者、カリフォルニア州在住の31歳コール・トマス・アレン被告が、事件直前に家族に送ったメッセージで自身を「友好的連邦暗殺者(Friendly Federal Assassin)」と名乗っていたことが、AP通信の報道で明らかになった。

当局はこの発言を、容疑者の心理状態や動機を示す「これまでで最も明確な証拠の一つ」と位置づけている。アレン被告のメッセージには、ドナルド・トランプ前大統領の政権に関する「繰り返しの言及」が含まれていたとされ、トランプ氏の名前は直接的には出ていないという。

当局の捜査状況

4月28日放送のNBC番組「Meet the Press」に出演した代行司法長官のトッド・ブランシェ氏は、現在のところ「協力者は存在しない」と述べた上で、単独犯の可能性が高いとの見方を示した。

「現在、複数の関係者から聞き取りを行っています。容疑者の発言には政権関係者への言及があったと考えています。トランプ前大統領は政権のトップですが、具体的な脅迫に関する情報はまだ調査中です」

また、ブランシェ氏は「政権関係者」への言及があった可能性を示唆したが、トランプ氏個人への直接的な脅迫があったかどうかについては明言を避けた。

容疑者の身柄と今後の手続き

アレン被告は現在、暴力犯罪における銃器使用の疑いで2件、連邦当局者への危険な武器を用いた襲撃の疑いで1件の計3件の罪で起訴されている。ワシントン連邦地検のジャン・ピアロ検事によると、追加の罪状が月曜日の公判で発表される見込みだという。

公判は4月29日に予定されており、今後さらに重い罪状が加えられる可能性がある。

出典: The Wrap