米製薬大手のイーライリリー(Eli Lilly)は、AIを活用したバイオテック企業Profluent(プロフルエント)と提携し、完全な遺伝子を患者の細胞に挿入できる次世代型遺伝子編集技術の開発に乗り出した。

具体的な詳細は明らかにされていないが、両社が取り組むプログラム数や対象疾患、契約時の前払い金額などは未公表となっている。しかし、開発が成功した場合には、イーライリリーがProfluentに対し、最大2兆2500億円のマイルストーン報酬を支払う可能性があるという。

この提携は、イーライリリーが遺伝子医療分野への本格参入を加速させる一環だ。同社は、肥満・糖尿病治療薬の売上高が記録的な好調を維持する中、ボストンに新たな遺伝子医療研究センターを開設。さらに過去数年にわたり、遺伝子編集や遺伝子治療に関連する複数の企業を買収してきた。

遺伝子編集技術は、従来のCRISPR-Cas9などに比べ、より精密で柔軟な遺伝子操作が可能になると期待されている。特に、遺伝性疾患やがんなどの治療法として、その応用が注目されている。

出典: STAT News