ウェンディーズ、全米で大規模な店舗閉鎖を実施中

米ファストフードチェーンのウェンディーズが、全米で数百店舗の閉鎖を進めている。同社は利益の安定化と不採算店の整理を目的に、2025年4半期から閉鎖計画を開始。その結果、一部の州では店舗数が二桁減少するなど、全米規模で店舗網の縮小が進んでいる。

閉鎖計画の背景と経緯

ウェンディーズは2025年11月に発表した経営改革計画の一環として、全米で店舗の閉鎖を進めている。同社の公式ストアロケーターによると、2025年9月末時点で5,875店舗あった米国内の店舗数は、2026年3月現在で5,675店舗にまで減少。わずか半年で約200店舗が閉鎖された計算だ。

なお、ウェンディーズが米証券取引委員会(SEC)に提出する公式の店舗数とは若干の差異がある。例えば、2025年9月27日時点のSEC提出書類では5,979店舗と報告されているが、ストアロケーター上ではそれより少ない数字が表示されていた。この差異の原因は明らかになっていない。

特に影響を受けた州トップ8

ストアロケーターのデータを基に、2025年4半期以降の店舗数の純減少数が大きい州を分析したところ、以下の8州で特に顕著な減少が見られた。

  • フロリダ州:475店舗(純減少24店)
  • テキサス州:431店舗(純減少23店)
  • イリノイ州:175店舗(純減少18店)
  • アリゾナ州:90店舗(純減少15店)
  • コロラド州:115店舗(純減少10店)
  • オハイオ州:388店舗(純減少10店)
  • ニューメキシコ州:33店舗(純減少8店)

地元メディアやレビュープラットフォーム(Yelpなど)の報告でも、これらの州で複数のウェンディーズ店舗が閉鎖されたことが確認されている。例えば、フロリダ州ジャクソンビルのアーリントン地区では、先週地元紙が店舗看板の撤去を報じており、同地区で「複数の店舗が閉鎖された」と伝えている。また、テキサス州サンアントニオでは、地元ニュースサイトが先週、同地域で5店舗の閉鎖を発表した。

これらの閉鎖が経営改革計画に直接関連しているか、あるいは他の要因によるものかは明らかになっていない。

ウェンディーズの業績不振が背景に

ウェンディーズは業績不振に陥っており、昨年の売上高は前年比3.1%減の21億8,000万ドル(約3,300億円)に落ち込んだ。経営陣は店舗網の見直しを通じて、収益性の向上を図る方針だ。

同社は今後も閉鎖計画を継続する見込みで、特に不採算店の多い地域を中心に、さらなる店舗数の減少が予想される。

ウェンディーズ閉鎖店舗の最新情報

ストアロケーターは頻繁に更新されており、例えばコネチカット州ノースヘイブンの店舗は先週閉鎖されたばかりだが、既にロケーターから削除されている。今後も閉鎖店舗の情報は随時更新される見込みだ。

「ウェンディーズの閉鎖計画は、業績回復を目指す同社の戦略的な取り組みの一環。特にフロリダやテキサスなどの州で大規模な閉鎖が進んでいる。」