米国時間8月、ディズニーは全社で1,000人規模のレイオフを発表した。このうち、マーベル関連の人員削減が8%に及ぶとの報道があったが、ディズニー側は「その数値は過大」と否定している。
同社のレイオフ発表から2週間余りで、女優のエヴァンジェリン・リリーは自身のInstagram動画で、この決定を「卑劣で許し難い」と強く非難した。リリーは2015年の『アントマン』でマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)デビューを果たし、2023年の『アントマン&ワスプ:クアントマニア』までワスプ役を務めた実績を持つ。
動画の中でリリーは、ワスプのスーツやコンセプトアートを手掛けたマーベルのアーティスト、アンディ・パークとのやり取りを明かした。「彼に『本当なのか?本当に起きているのか?』と尋ねたところ、『ああ、本当だ。私も解雇された』と言われた。信じられない」と語った。
リリーはさらに、現在のマーベル・ユニバースを築き上げたアーティストたちが「 obsolete(時代遅れ)と見なされ、解雇された」ことに憤りを示した。また、Instagramの投稿で「人間のアーティストがAIに置き換えられようとしている」と指摘し、技術大手による芸術の無断使用を批判した。
リリーは2024年に俳優業の休止を発表しており、現在は活動を自粛中。投稿の中で彼女はファンに対し、「今すぐマーベルのアーティストたちを思いやり、祈り、称賛してほしい」と呼びかけた。「あれは人間の発明であり、人間の創造物。テック企業がロボットで複製するために、彼らの功績を奪うべきではない」と強調した。
「卑劣で許し難い行為だ。私は全てのアーティストと共に立つ。アンディ、本当に申し訳ない。愛してる」
リリーはInstagramの投稿キャプションで、カリフォルニア州議会に対し「人間の芸術をAIデータベースから排除する法律を制定するよう」求めるメッセージも発信した。「なぜ彼らは我々の才能を盗み、アーティストを飢えさせながら、経営陣だけを豊かにするのか?」と疑問を呈した。
また、投稿の最後にはマーベルスタジオのアーティストたちへの敬意を表し、「あなたたちの情熱が奇跡を生み出した。私はそこにいた。あなたたちの努力を知っている」と綴った。