米国の政治評論家であり、リアリティ番組「アプレンティス」の元出演者でもあるオマロサ・マニュガルト・ニューマン(通称オマロサ)氏は、同番組の再起動について発言し、ドナルド・トランプJr.ではなく、イバンカ・トランプがホストに相応しいとの見解を示した。
オマロサ氏は5月2日、CNNの番組「Erin Burnett OutFront」に出演し、「アプレンティス」の再起動に関する報道についてコメントした。彼女はまず、「アプレンティス」がかつて非常に人気のあった番組であったことを認めた上で、「ドナルド・トランプJr.がホスト候補として挙がっていることに驚いた」と述べた。
オマロサ氏はさらに、番組の成功は当時のドナルド・トランプ(現大統領)のビジネス実績に基づくものであり、その象徴としてゴルフ場やホテル事業を例に挙げた。一方で、トランプJr.について「彼のビジネス実績について何を語れるのか」と疑問を呈し、「父親の下で働いてきたことは事実だが、独自の成功は見当たらない」と指摘した。
これに対し、イバンカ・トランプについては「彼女こそが適任」と主張。その理由として、イバンカの「カリスマ性」と独立したビジネス実績を強調した。オマロサ氏は「彼女は優れたビジネスセンスを持っている。自身のファッションブランドやジュエリーライン、そして現在手掛けているPlanet Harvestなど、多くの成功を収めてきた。また、会議室での鋭い判断力も持ち合わせている」と語った。
オマロサ氏のコメントは、ウォールストリート・ジャーナルが報じた「アマゾンが「アプレンティス」の再起動を検討しており、ドナルド・トランプJr.がホスト候補として浮上している」との報道を受けたものだ。同メディアによると、再起動に関する議論は「初期段階」にあり、アマゾンはまだトランプ家に正式な打診を行っていないという。アマゾンの広報担当者は「MGMの買収後、社内で「アプレンティス」の今後についての予備的な議論を行っている」と述べるに留まった。
「アプレンティス」は2008年から2015年までNBCで放送され、ドナルド・トランプがホストを務めた。番組は大成功を収め、2008年から2017年にかけてはセレブリティ版「ザ・セレブリティ・アプレンティス」も放送された。トランプの名言「お前はクビだ」と指のピストルジェスチャーは、一躍ポップカルチャーの象徴となった。
ドナルド・トランプJr.は番組に出演し、70回以上にわたり審査員やアドバイザーを務めた。一方、イバンカ・トランプも87回に出演し、同様の役割を果たした。