オランダの老舗自動車メーカーSpykerが、14年ぶりに新型スーパーカー「C8 Preliator」を発表すると発表した。同社は過去10年以上にわたり倒産と再建を繰り返してきたが、今回の発表で「長年の法廷闘争」を乗り越え、新たな一歩を踏み出す。
新型C8 Preliatorの初公開は、2026年8月14日に開催されるモントレー・カー・ウィーク内の「ザ・クエイル・ロッジ」にて行われる予定だ。発表車両にはシャーシナンバー「270」が与えられているという。
同社の公式YouTubeチャンネルでは2分間のティザービデオが公開されており、CEOのビクター・ミュラー氏が「新型C8 Preliator」と称している。このモデル名は、2016年のジュネーブモーターショーで発表されたクーペとコンバーチブルの両方に使用されていた名称だ。果たして今回発表されるモデルが完全新設計なのか、それとも先代の発展形なのかは現時点では不明だ。
詳細未公開の新型C8 Preliator
現時点で明らかになっているのは、エンジンに関する情報のみだ。ミュラーCEOによると、新型C8 Preliatorは電動化ではなく、800馬力のV8ツインターボエンジンを搭載し、最高速度は時速217マイル(約350km/h)に達するとされる。また、ビデオのタイトルから、8月14日までにさらなる情報が公開される可能性が示唆されている。
ティザービデオからは、アルミニウム製の2ドアコンバーチブルであることがうかがえる。キャビンのサイズから、シートは2座席が想定され、エンジンはミッドシップに搭載される可能性が高い。その一方で、エンジンの出自については明らかにされていない。Spykerはこれまで、主にAudi製4.2L V8エンジンをC8シリーズに搭載してきたが、このエンジンは現行の厳しい排出規制に対応できない可能性が高いとみられる。
ミュラーCEOのコメント
「ここ数年は波乱に満ちた時期でしたが、私たちはここにいます。そして、車を造り続けています。これは、今後数年間で製造する多くの車の、最初の1台に過ぎません」
ミュラーCEOは、同社の不安定な過去を認めつつも、ブランドの将来に対して強い期待を示している。
新型C8 Preliatorの詳細については、8月14日まで待つ必要があるが、Spykerがスーパーカー市場に再び参入する意気込みが感じられる発表となった。