米国オレゴン州の非営利医療システム「PeaceHealth」は12日、地元の救急医療グループ「Eugene Emergency Physicians」との契約を打ち切り、アトランタ拠点の全国チェーン「ApolloMD」への切り替えを計画していたが、法的圧力により計画を撤回したと発表した。

PeaceHealthは声明で、計画見直しの理由を明らかにしていないが、関係者によると、新たなオレゴン州法に抵触する可能性が高く、法廷で敗訴する見通しだったためとされる。

PeaceHealthは2月に、オレゴン州内の病院で35年間にわたり救急医療を担ってきた「Eugene Emergency Physicians」との契約を終了すると発表。この決定は、医師、看護師、議員、市長、救急医療団体などから強い反発を招いた。

反対運動が激化する中、3月20日には「Eugene Emergency Physicians」がPeaceHealthを提訴。提訴では、ApolloMDへの切り替えが、医療サービス組織による医療機関の直接所有や臨床判断への介入を禁じた新法「オレゴン州法SB951」に違反すると主張した。

弁護士で米国経済的自由プロジェクト上級フェローのHayden Rooke-Ley氏によると、これまでに4回の審理が行われ、裁判官は「計画がSB951に明確に違反している」との見解を示していたという。

出典: STAT News