米国の自動車メーカー、ヒュンダイモーターアメリカは、ジェネシスブランドの高級車9万4,760台に及ぶ大規模リコールを発表した。エンジンルーム内での燃料漏れリスクが原因で、火災発生の可能性があるという重大な安全上の懸念から実施される。

リコール対象モデルと年式

対象となるジェネシス車は、以下のモデルと年式にわたる。

  • GV70:2022年式~2026年式
  • GV80:2021年式~2025年式
  • G80:2021年式~2025年式
  • G90:2023年式~2025年式

リスクの原因と対策

問題の根本は、燃料パイプと燃料レールの接続部にある。この接続が緩んでいる、または不良である場合、高温のエンジンルーム内で燃料が漏れ出し、火災の危険性が生じる。ジェネシスは、このリスクを重大と判断し、無償での修理を実施する。

修理内容

ディーラーによる点検と修理は以下の通り。

  • 燃料システムの点検:漏れや不適切な取り付けの有無を確認
  • 燃料パイプ接続部の締め直し:工場出荷時の規格に合わせて調整
  • 燃料パイプの交換:点検で不良が確認された場合は交換

所有者への通知と対応方法

公式なリコール通知書は、2026年6月8日より登録所有者へ郵送される予定だが、所有者はそれまで待つ必要はない。

  • VINチェック:2026年4月11日より、所有者はNHTSA.govのウェブサイトでVINを入力し、対象車かどうかを確認可能
  • 顧客サポート:ジェネシスカスタマーサポート(電話:1-844-340-9741、リコール番号:033G)への問い合わせも可能
  • 緊急時の対応:ガソリン臭やエンジンルーム下の液体漏れを感じた場合は、直ちにディーラーに連絡し、車の使用を控えることが推奨される

専門家からの警告

「エンジンルーム内で燃料漏れが起きると、わずか数分で火災に発展する可能性がある。所有者は早急に対応することが重要だ」
— 自動車安全専門家