ソニーは本日発表した最新の四半期決算報告において、2022年に37億ドルで買収したバンジーの業績が期待を下回ったことを認めたものの、同スタジオの新作FPS「マラソン」に対するコミットメントを維持する姿勢を示した。

「マラソン」の評価は高いが、売上は期待外れ

「マラソン」は今年初めに発売されたエクストラクション・シューティングゲームだが、売上やプレイヤー数の面で当初の予想を下回った。しかし、批評家やプレイヤーからの評価は高く、ソニーは現時点で同作の開発中止を検討していない。

バンジーの「マラソン」公式画像

バンジー買収に伴う7億6500万ドルの減損損失

ソニーの最高財務責任者(CFO)であるLin Tao氏は決算発表の場で、「バンジーのタイトル群の収益が期待を満たさなかったため、事業計画を見直し、のれんを除くバンジー関連の固定資産の全額を減損処理した」と述べた。

2022年に37億ドルで買収したバンジーだが、今回の減損処理により、現在の価値は7億6500万ドル下落したことになる。これは、仮に現在バンジーを売却する場合、この損失額が生じることを示している。

「マラソン」の強いプレイヤー受けと今後の展望

Tao氏は「マラソン」について、「プレイヤーの反応は強く、Metacriticスコアは82を獲得し、Steam上のレビューでも90%以上が好評だ」と述べた。また、プレイヤーのリテンション率も高水準で維持されていると語った。

今後の戦略として、ソニーは「コアユーザーの維持を図りつつ、新規コンテンツの追加、ゲームプレイ体験の向上、ユーザーベースの拡大を通じて、ゲームのパフォーマンス向上を目指す」とした。また、第2シーズンの配信は6月を予定している。

「マラソン」の将来性は不透明ながら、ソニーは支援継続

ソニーが「マラソン」の将来性を真に評価しているのか、それとも買収損失の全額計上を回避するための措置なのかは定かではない。しかし、現状では同作の収益改善が見られなければ、より厳しい選択を迫られる可能性がある。

一方、バンジーのもう一つの代表作「Destiny 2」は異なる状況にある。同作は直近の大型アップデートが無期限延期となり、バンジーは6月に詳細を発表するとしている。

※本記事はDestructoidの記事を参考に作成されました。