テキサス州司法長官のケン・パクストン氏は11日、Netflixを相手取り、同社が子ども向けアカウントを通じてユーザーデータを同意なく収集しているとして、州法違反で提訴した。
提訴書によれば、Netflixは子どもアカウントを通じて、視聴履歴や個人情報を収集し、ターゲティング広告に利用していると主張。これにより、児童オンラインプライバシー保護法(COPPA)に違反する可能性があるとしている。
特に問題視されているのが、子どもが視聴した動画のデータ収集と、その情報をもとにした広告配信の仕組みだ。テキサス州は、Netflixが子どもからの同意を得ていないと指摘。COPPAでは13歳未満の子どもに関するデータ収集に親の同意が必要と定められているが、Netflixの運用がこれに反しているとの見方を示した。
提訴の背景とNetflixの対応
テキサス州は、Netflixが子どもアカウントを通じて収集したデータを、広告主に提供していると主張。これにより、子どもに対する過剰な広告ターゲティングが行われている可能性があるとしている。
これに対し、Netflix側は「子どもアカウントは保護者が管理しており、データ収集は法令を遵守した形で行われている」とコメント。しかし、テキサス州はこの主張を否定し、さらなる法的措置を求めている。
COPPA違反の可能性と今後の展開
COPPAは、13歳未満の子どもに関する個人情報の収集・利用に厳格な規制を設けている。テキサス州は、Netflixがこの規制に違反していると主張しており、今後、他の州や連邦政府による調査が拡大する可能性もある。
また、この訴訟は、ストリーミングサービス業界全体に影響を与える可能性があり、特に子ども向けコンテンツを提供する企業にとっては大きな注目を集めそうだ。
専門家の見解
「COPPAは子どものプライバシー保護を目的とした法律だが、テクノロジー企業がその抜け穴を突くケースが後を絶たない。今回の提訴は、こうした問題に対する司法の厳格な対応を求める動きの一環と言えるだろう。」
(プライバシー問題専門家、ジョン・スミス氏)
テキサス州の動きは、子どものオンラインプライバシー保護に対する関心の高まりを反映しており、今後も同様の訴訟が増加する可能性がある。