デトロイト市内の大型イベント会場「ハンティントンプレイス」で4月28日午前9時頃、放火事件が発生した。会場はかつて栄華を誇ったデトロイト・オートショーの開催地として知られているが、近年は来場者数が激減。犯人は「オートショーがゴミ箱の火事のようだ」と発言していた人物で、その言葉通りに行動に移した可能性が浮上している。

事件の詳細はまだ明らかになっていないが、警察当局によると、被害は軽微で負傷者は出ていない。犯人は全身黒ずくめの服装で会場内に侵入し、可燃性液体が入ったプラスチックボトルを振り回した後、紙片に火をつけてカーペットに投げ込み、火災を引き起こしたとみられる。犯行は会場の防犯カメラに映っていたものの、警察や消防当局からは詳細な映像や情報が公表されていない。

犯行の動機に関する疑問

犯人は「デトロイト・オートショーはゴミ箱の火事のようで、出席する価値もない」と発言していたとされ、その発言が実際の行動につながった可能性が指摘されている。しかし、具体的な動機や背景については現在も調査中だ。

デトロイト・オートショーの現状

かつて全米有数の規模を誇ったデトロイト・オートショーだが、近年は来場者数が大幅に減少。2025年にはわずか27万5,000人の来場者にとどまり、主催者側も今年の来場者数を発表していない。この数字は、さらに減少している可能性を示唆している。

ハンティントンプレイスはオートショーの他にも、スニーカーコン、オートセンス・デトロイト、ムーブメント電子音楽フェスティバルなど、多様なイベントを開催している。しかし、オートショーの低迷が会場全体の集客に影響を与えていることが懸念される。

警察が捜査を継続

ハンティントンプレイスの広報担当者は「現在のところ、事件による大きな被害は報告されていない」とコメント。警察当局は犯人の特定に向けて、防犯カメラの映像や目撃情報を基に捜査を進めている。犯人が特定されれば、放火罪などの容疑で起訴される可能性がある。

今後、ハンティントンプレイスでは、65周年記念事業として歴史を振り返る企画も予定されているが、今回の事件が会場の安全管理体制に与える影響についても注目が集まる。

出典: CarScoops