カリフォルニア州展示センターで開催されたサクラメント・オートラマ75周年記念展示会には、500台以上の輝くカスタムカーが集結した。同イベントは、世界有数の屋内カーショーの一つであり、数百の個別賞とともに「カスタム・デレガンス」「ベスト・オブ・ザ・ウエスト」「ワールド・モスト・ビューティフル・ローライダー」の3大栄誉賞が贈られた。
審査の結果、ニック・ロジャースとベス・ロジャース夫妻の所有する1936年型フォード3ウィンドウクーペが「カスタム・デレガンス」賞を受賞した。愛称は「ザ・ルジェロ36」で、オークランドのサウスシティ・ロッド&カスタムが手掛けたこのブルーのクーペは、シボレー350エンジンを搭載。4インチのトップチョップ、埋められたフェンダーシーム、リアデッキ、下げられたヘッドライトと短縮テールライト、カスタム製ブルノーズ、手作りのグリルとダッシュトリム、1937年型ゼファーのバンパー、1941年型ゼファーのステアリングホイールなど、細部にまでこだわった仕上がりとなっている。
サスペンションはハイッツ社のフロントサスペンションと4リンク式リアサスペンションを採用し、エアライド社のエアサスで快適な乗り心地を実現。ロジャース夫妻はARPファスナーズから5,000ドルの賞金とトロフィーを授与された。
サクラメント・オートラマは、オレゴン、ワシントン、カリフォルニアで開催される「ウェストコースト・チャレンジ・カーショーシリーズ」の第5弾。同シリーズには「グランドナショナル・ロードスターショー」「ポートランド・ロードスターショー」「スポケーン・スピードカルチャーショー」「メドフォード・ロッドカスタムショー」などが含まれ、これらのイベントで優勝した車両はサクラメントで「ベスト・オブ・ザ・ウエスト」賞の対象となる。
今年の受賞車は、チャーリー・バッツとアラナ・バッツ夫妻の所有する1957年型シボレー・ベルエアコンバーチブル。12,500ドルの賞金を獲得した同車は、2024年の「ホット・オーガスト・ナイツ」でもグランチャンピオン賞を受賞している。ローズビル・ロッドカスタムが手掛けたこのベルエアは、スペースレッド・キャンディペイントを纏い、アート・モリソン社製シャーシに搭載。パワーラック&ピニオンステアリング、現代的な独立懸架フロントサスペンション、4リンク式リアサスペンションを採用している。
エンジンはLT4 V8にカスタム加工されたバルブカバーを装着し、ウルトラヘッダー製エキゾーストとボーラ製マフラーを通じてパワーを発揮。4L80-Eトランスミッションとロカーハンドルにより、9インチリアエンドに動力が伝達される。20インチのバドニックホイール(リア)と16インチ(フロント)には、14インチのウィルウッド製ディスクブレーキが装着され、カスタムコンソールにはデジタルディスプレイが、オリジナルのクラスターにはダコタデジタル製計器が収められている。
最後に、「ワールド・モスト・ビューティフル・ローライダー」賞を受賞したのは、フアン・モンテロ氏の所有する1963年型シボレー・インパラコンバーチブル「ハイドゥン・パラダイス」。クロームとメタルフレークの輝きが印象的な同車は、上から下まで、前から後ろまで、繊細な彫刻とカスタムペイントが施された傑作だ。
「今週末のイベントは、サクラメントのホットロッド文化のルーツを祝うだけでなく、現在のクラフトの在り方を示すものでもあった」と、同イベントを主催するロッドショーのオーナー、ジョン・バック氏は語った。