トランプ前大統領の政権下で、全米科学審議会(National Science Board, NSB)のメンバー数名が解任されたことが、複数の報道機関により明らかになった。
NSBは、国立科学財団(National Science Foundation, NSF)の政策立案を担う独立機関であり、米国の大学や研究機関への研究支援を担っている。NSFは75年以上にわたり、MRIや携帯電話などの技術革新に貢献してきた。
解任の規模は明らかになっていないが、関係者によると、NSBメンバー宛ての通知には「即時解任された」と記載されていたという。現在のNSBは22人で構成されており、上限の25人には達していない。また、NSFの元所長であるセトゥラーマン・パンチャナサン氏は昨年、突然辞任している。
これに対し、下院科学委員会の筆頭幹事を務めるゾーイ・ロフグレン議員は声明で、「これは、科学と米国のイノベーションを損なおうとする大統領による、最新の愚かな行動だ」と非難した。同議員はさらに、「NSF設立当初から攻撃を続けてきた大統領が、同財団を支える審議会を破壊しようとしているのは当然の成り行きだ」と述べた。
また、NSBの次回会合である5月5日開催予定が実施されるかどうかも不透明だ。NSBに取材を試みたが、現時点で追加情報は得られていない。本記事はEngadgetからの転載である。
出典:
Engadget