ワシントン発 — 米国のドナルド・トランプ大統領は14日、医薬品価格引き下げに関するレジェネロンとの合意を完了したと発表した。これは昨年ホワイトハウスが目標として掲げた17件の合意のうち、最後の1件となる。

レジェネロンとの民間取引により、同社はメディケイド向け医薬品の価格を引き下げるほか、コレステロール治療薬「プラリエント」を「トランプRx」プログラムで1回225ドルで提供する。さらに、米国内の医薬品開発に270億ドルを投資する計画も発表された。

新たな遺伝子治療薬「オタルメニ」の承認と無償提供

同日、レジェネロンは米食品医薬品局(FDA)から「オタルメニ」の承認を取得したと発表した。これはFDAの新たな「国家優先バウチャー制度」の下で承認された初の遺伝子治療薬となる。初期臨床試験では、まれな難聴タイプの患者に対し聴力改善効果が確認されたものの、一部の聴覚障害者コミュニティからは開発に対する反対意見もあった。レジェネロンは同薬を米国の患者に無償で提供する方針だ。

出典: STAT News