「Made in America」の看板も虚しく、発売延期が続くT1 Phone
トランプ大統領の息子、ドナルド・トランプ・ジュニアとエリック・トランプが支援する企業「Trump Mobile」が昨年6月に発表した金色のスマートフォン「T1 Phone」は、当初の発売予定から大幅に遅れ、いまだに顧客の手元に届いていない。同社は当初、2025年8月に発売する予定だったが、その後11月に延期され、さらに今年3月中旬へと再延期された。しかし、その期限も過ぎた現在、具体的な発売日すら示されていない。
Trump Mobileのウェブサイトからも発売日に関する記載が削除され、同社が「アメリカ製」と謳っていたT1 Phoneの実態がますます不透明になっている。同ウェブサイトの細則には、「T1 Phoneが実際に製造・販売される保証はない」と明記されている。顧客が支払った100ドルの予約金は、事実上の寄付に等しい状況だ。
「アメリカ製」の看板はどこへ?
T1 Phoneは当初、「Made in the USA(アメリカ製)」を強調していたが、現在のウェブサイトでは「アメリカの価値観に基づいて設計された」という曖昧な表現に置き換えられている。この「アメリカの価値観」という表現は、製造が海外で行われる可能性を排除しないため、実質的な意味をなしていない。また、T1 Phoneの外観は中国製スマートフォンに類似していると指摘するメディアもある。
唯一の朗報?PTCRB認証取得
先月、テックメディア「The Verge」が報じたところによると、T1 Phoneは北米でスマートフォンを使用するために必要なPTCRB認証を取得したという。しかし、この認証が実際の発売につながるのか、それとも単なる「煙幕」に過ぎないのかは不明だ。
トランプ一族のビジネススキームに見る「信頼の裏切り」
Trump Mobileの現状は、トランプ一族が支持者をターゲットに展開する数々のビジネススキームの一つに過ぎないと専門家は指摘する。顧客は金色のスマートフォンを待ち続けているが、果たしてそれが約束通りの製品として届くのか、疑問視する声が多い。
「トランプ支持者の皆さん、これはドナルド・ジュニアとエリックへのメッセージです。俺のスマホはどこだ?4台も注文したのに!」
— バイラル動画で話題となったトラック運転手のコメント(要約)