米国のJDバンス副大統領が率いる米国代表団が、火曜深夜に停戦期限が切れる前にパキスタンのイスラマバードでイランとの協議を行うことが、米国当局者2名の発言により明らかになった。

交渉の意義:この協議は、最終段階での合意成立または停戦延長の可能性を模索するラストチャンスとなる可能性がある。しかし、イラン側は依然として交渉参加を確認しておらず、米国の提案を「策略」とみなす懸念を示している。

トランプ氏の発言:トランプ大統領は日曜日に行われた短い電話取材で、交渉に対する楽観的な見通しを示した。「問題ない。合意の構想は既に固まっている。完成に向けて非常に良いチャンスだと思う」と述べた。また、日曜朝に投稿したTruth Socialでは、イランが停戦合意に違反してホルムズ海峡で商業船を攻撃したと非難し、米国代表団が月曜夜にイスラマバードに到着することを明らかにした。

イラン側の反応:イラン側は米国の提案に対する期待を低く抑えており、トランプ氏の発言を米国による奇襲攻撃の口実と捉える可能性を示唆している。イランの国営通信社は交渉計画を否定し、米国政府の「非合理的で非現実的な要求、立場の頻繁な変更、矛盾の絶えない態度」とホルムズ海峡封鎖が「実りある交渉の見通しを不透明にしている」と主張した。

最新の動向:トランプ氏は土曜日に開催された異例の国家安全保障会議で、新たな危機に対応した。会議終了後もイランとの合意を模索する意向を示したが、交渉が決裂した場合の他の選択肢も検討すると述べた。土曜日にイランがホルムズ海峡で複数の商業船を攻撃した直後のことだった。

トランプ氏の強硬発言:Truth Socialへの投稿でトランプ氏は「イランは昨日、ホルムズ海峡で弾を撃った。停戦合意違反だ!」と述べ、米国の提案は「非常に公正で合理的な内容」だと主張した。さらに「もしイランが提案を受け入れなければ、米国はイランの全ての発電所と橋を破壊する」と威嚇した。また「彼らは簡単に屈服するだろう。もし合意を受け入れなければ、私が名誉をもって実行する。他の大統領が47年間行わなかったことを今こそ実行すべきだ。イランの殺戮マシンを終わらせる時だ!」と続けた。

今後の展望:数日間にわたり戦争終結を保証していたトランプ氏だが、イランとの交渉が決裂すれば、軍事行動を含む強硬策に踏み切る可能性が高まっている。

出典: Axios