ニューヨーク市のゾーラン・マンダニ市長は、トランプ前大統領との関係について「直接的で、実りあるもの」と語った。これは、米NBCの「Meet the Press」でクリステン・ウェルカー司会者とのインタビューの中で明かされたものだ。

マンダニ市長は、両者の初会談後にトランプ氏が記者団に対し「この市がより良くなればなるほど、自分もうれしい」と発言したと紹介。同発言は自身の考えと「完全に一致する」と述べた。マンダニ市長は「率直で、直接的で、実りある関係」と表現し、両者のやり取りについて説明した。

マンダニ市長は、就任前から大統領とのイデオロギー的・個人的な相違点を公然と指摘してきたが、両者の会話頻度については明言を避けた。その上で「その頻度についてはお互いに守るべきこと」としつつ、重要なのは「ニューヨーク市への愛と、この市のためにどう尽くすか」という一点で一致していると語った。

「大統領はオーバルオフィスでの初会談後、記者団に対し『この市がより良くなればなるほど、自分もうれしい』と発言しました。私も全く同じ気持ちです」とマンダニ市長は強調した。

また、マンダニ市長は「民主的社会主義」への信念を改めて表明。労働者のニーズに焦点を当てた政策が必要だと強調し、「政治家からの支援と闘いが、かつてないほど求められている」と語った。

マンダニ市長の政策:保育拡充と不動産税強化

インタビューでは、マンダニ市長の政策や公約についても追及が行われた。特に注目を集めているのが、2年以内の2歳児向け完全無償保育の実現だ。再選されれば、対象は生後6週間から5歳まで拡大される見通しだ。

マンダニ市長は「最初の任期中に2歳児向けの完全無償保育を実現し、2期目には1歳児、さらには生後6週間からの保育を目指す」と語った。同氏は「選挙運動を通じて、常に6週間から5歳までの子どもたちへの保育提供を約束してきました。最初の100日間で、3歳児向けのシステム改革を実現し、既に実施済みです。現在は2歳児向けの保育を初めて歴史的に導入し、拡大を進めています」と説明した。

この政策により、ニューヨーク市の家庭は年間最大2万ドルの節約が見込まれ、さらに「愛する街で子育てができる」機会を提供するという。

マンダニ市長は、ニューヨーク州知事と保育政策で一致していると述べたほか、ピエア・テラス税(別荘税)の導入にも言及。同税は、市内に所有するも居住しない高額不動産に課税されるもので、マンダニ市長は「ニューヨーク市民が苦しむ一方で、空き家のような不動産取引が横行している現状を変える」と語った。

「これは、この市で起きている不動産活動の一例です。年間を通じて空き家同然の高級住宅が存在する一方で、ニューヨーク市民は困難に直面しています。私たちは、こうした状況を変えるための取り組みを始めています」とマンダニ市長は述べた。

出典: The Wrap