ホワイトハウス記者協会晩餐会で銃撃事件を起こした容疑者のマニフェストが明らかになり、トランプ前大統領(共和党)が激しい反応を示した。4月26日に放送されたCBSの報道番組「60 Minutes」で、司会のノラ・オドネル記者がマニフェストの一節を引用し、トランプ氏に反応を求めた。

「レイプ魔」「児童虐待者」の記述に激怒

マニフェストには「レイプ魔、児童虐待者、反逆者に自らの犯罪で手を汚させるつもりはない」と書かれていた。オドネル記者がこれを読み上げると、トランプ氏は即座に反論を始めた。

「私はレイプ魔ではない。児童虐待者でもない。そんなくだらない話を読み上げるなんて、信じられない。私は完全に無実だ。エプスタイン事件やその他の醜聞は、向こう側の連中の問題だ」
— トランプ前大統領

トランプ氏はさらに、自身の名誉を傷つける発言に対し、「名誉棄損だ。CBSは恥を知れ。こんなくだらないインタビューはやめろ」と激高。インタビューは一時中断状態に陥った。

暗殺未遂よりも「レイプ魔」のレッテルに反応

2023年にニューヨークの裁判官が「トランプ氏は法的にレイプ魔と呼べる」とする判決を下したことで、この言葉が特にトランプ氏の神経を逆撫でした。暗殺未遂という重大事件にもかかわらず、自身への非難に対してより強い怒りを示した形だ。

オドネル記者が「彼があなたを指しているのではないか」と尋ねると、トランプ氏は「違う、違う。私はレイプ魔ではない」と繰り返し否定。インタビューは混乱のうちに進行し、トランプ氏は「こんなくだらない話を60 Minutesで流すべきではない」と非難した。

事件の背景とトランプ氏の反応

ホワイトハウス記者協会晩餐会の銃撃事件は、4月に発生。容疑者は「政治的腐敗」を主張しており、マニフェストには「トランプはエプスタインと関係がある」との記述も含まれていた。トランプ氏はこれまで、自身とエプスタインとの関係を否定してきたが、今回のインタビューで再び否定の姿勢を示した。

事件後、トランプ氏は「暗殺未遂は重大な犯罪だが、名誉棄損の方がより深刻だ」と発言。自身の評判を守ることに重きを置く姿勢が浮き彫りとなった。