ドイツのフランクフルトで、ロシア人ドキュメンタリー監督パベル・タランキン氏のオスカー像「Mr Nobody Against Putin」が無事発見された。同氏は3月、共同監督のデビッド・ボレンスタイン氏、ヘレ・ファーバー氏、アルジュベタ・カラスコヴァー氏とともに、アカデミー賞ドキュメンタリー部門を受賞していた。
タランキン氏は3月27日、ニューヨークのJFK国際空港から欧州へ向かう際、オスカー像を手荷物として持ち込もうとしたが、TSA職員に武器とみなされ没収されたと主張していた。同氏はInstagramで、「TSA職員はオスカー像が武器になりうると指摘し、機内持ち込みを拒否した。共同プロデューサーのロビン・ヘスマン氏が説得を試みたが、受け入れられなかった」と述べた。
Lufthansaが謝罪と返還を発表
Lufthansaは5月2日、BBCに対し「オスカー像はフランクフルトで無事保管されており、所有者に安全に返還される」と発表した。同社は「お客様の荷物を丁寧かつ安全に取り扱うことが最優先」とし、今回の事態について「深くお詫び申し上げる」と述べた。また、社内調査を実施中であることも明らかにした。
監督が疑問を呈す
ボレンスタイン監督は「オスカー像を預けざるを得なかったケースは他に例がない。タランキン氏が有名俳優や流暢な英語話者だったら、同じ扱いを受けただろうか」と疑問を投げかけた。タランキン氏は受賞後、Instagramに「JFK空港でTSAに止められた。武器とみなされたらしい。こんなバカげた話は聞いたことがない」とコメントしていた。
「オスカー像が武器?冗談じゃない。これは芸術作品だ。TSAの判断は明らかに間違っている」
— パベル・タランキン氏(Instagram投稿より)
出典:
The Wrap