バーガーキングのスローガン「Have It Your Way(お好みで)」や「Your Rule(あなたのルールで)」が象徴するように、同社は長年「個人の自由」を重視してきた。このたび、ロゴそのものも自由にカスタマイズできる新しいツールが公開された。

Pixel Frameが提供する「バーガーキングロゴフォントジェネレーター」では、焼きたてのパンの間に挟まれた赤い丸みを帯びた文字を、ユーザーが自由に編集できる。同サイトはこれまで、ドレイクのアルバムジャケットやドラゴンボール、ドンキーコングなど、さまざまなコンテンツのテキストジェネレーターを手掛けてきた。

入力したテキストはロゴの中央に大きく表示されるが、文字数が増えるにつれて圧縮され、まるで焼きたてのパティのように上下に重なって表示されるのが特徴だ。Pixel Frameのバーガーキングロゴジェネレーター画面

カスタマイズオプションで多彩な表現が可能

  • タグライン追加:ロゴ下に独自のキャッチフレーズを挿入
  • シンプル背景表示:ベージュの無地背景にワードマークとして表示
  • プロモーション画像化:ホッパー( signature sandwich)をイメージしたグラフィックにテキストを組み込み

Reddit上では、ユーザーたちが独自のロゴを生成し、面白いキャッチフレーズとともに共有している。例えば「Are you the child of divorce?(あなたは離婚した両親の子供ですか?)」や「Are we the monsters?(私たちはモンスターですか?)」といったユーモアあふれるメッセージが並ぶ。

2021年のリブランドが功を奏す

バーガーキングは2021年、デザイン事務所Jones Knowles Ritchieの手によりロゴを刷新。1969年のオリジナルロゴを現代的にアレンジし、再び「バーガー」を前面に押し出したデザインへと進化させた。このリブランドは、業界リーダーであるマクドナルドの「ゴールデンアーチ」やウェンディーズのキャラクター主導のブランド戦略とは一線を画す、直感的で食材に着目したビジュアルアイデンティティを確立した。

新しいロゴは、ホッパーの色合いを基調としたカラーパレットと、食材そのものを連想させる柔らかいフォントを採用。上部のパン部分もより立体的に表現され、同社の「核となるメニューにフォーカスする」という戦略を象徴している。

売上回復につながる戦略的取り組み

ファストフード業界は近年、インフレや人件費の高騰による価格上昇と売上低迷に直面している。そんな中、バーガーキングはリブランドとメニュー強化により、業績回復の兆しを見せている。同社の親会社Restaurant Brands International (RBI)は先日の決算発表で、バーガーキングの米国同店舗売上高が前年比でプラス成長を記録したと発表した。

具体的な施策として、今四半期には「Elevated Whopper」を発売。グレーズドバンズやクリーミーマヨネーズなど高級食材を使用したプレミアムバーガーで注目を集めた。また、$3.99のKing Junior Mealも好調で、売上拡大に貢献している。

業界内では、ウェンディーズの店舗閉鎖、マクドナルドのコーヒーチェーン拡大、ホワタバーガーのパッケージリニューアルなど、各社が独自の戦略を展開する中、バーガーキングは「バーガーの本質」に立ち返ることで、差別化を図っている。