映画への投資は、誰もが簡単に成功するとは限らない。しかし、本当に信じる作品であれば、たとえ失敗しても後悔は少ない。そんな投資の本質を、レジオンMのジェフ・アニソン氏は強調する。

レジオンMは、ファンからの出資を基盤とした製作・配給会社だ。2016年の米国投資法改正により、ファンは映画製作に対して株式を取得できるようになり、従来のクラウドファンディングとは異なる新たな資金調達モデルが広がった。同社はこれまでに「My Dead Friend Zoe」や「The Man in the White Van」など複数の作品を手掛け、ニコラス・ケイジ主演の「マンディ」などヒット作も輩出している。

アニソン氏は、投資リスクを理解した上で、ファンが自らの意思で資金を提供する重要性を説く。同社の「レジオンM Film Fund」は、国内配給を目指す映画に対して、最後発の資金を提供する仕組みを整えている。また、安定したファン層の育成を通じて、作品の成功を支える体制を構築している。

「投資はリスクを伴うが、ファンが直接関わることで、作品への愛着が深まり、劇場動員にもつながる」とアニソン氏は語る。ファン投資という新たなアプローチが、今後の映画産業にどのような変化をもたらすのか注目される。