フォードは通常、特別注文の塗装をほとんど受け付けないが、限定モデル「マスタングGTD」は例外だ。最近、所有者からの特注により、ラムボルギーニの専用カラー「ヴィオラ・パシファエ」に似た紫色で納車された車両が確認された。また、別のGTDではポルシェのピンク系カラーが採用されていたという。
公式カラーリストにないこの紫色は、ラムボルギーニの「アヴェンタドール」「ウルス」「レヴエルト」などで採用されているヴィオラ・パシファエを忠実に再現したものだ。所有者は「できるだけ多くの注目を集めたい」との意向で、この色を選択したとみられる。
フォードによると、GTDはトラック性能がスーパーカー並みで、市販車でありながらGT3レースカーに近い体験を提供する。ベース価格は32万ドル(約4,800万円)を超え、フォード史上最も高価な市販マスタングとなっている。この価格には、所有者の要望に応じたカスタマイズが含まれる。
ヴィオラ・パシファエの紫色は、GTDのエクステリアに映える。特にカーボンファイバー製のフードや大型リアウイングとの組み合わせにより、紫色がより鮮やかに輝き、ラムボルギーニのようなエキゾチックな印象を与える。黒やシルバーのGTDと比較しても、その存在感は圧倒的だ。
エキゾチックな仕上がり
フォードはこの特別塗装にかかった費用を公表していないが、他の所有者が同じ色を選べないよう「単一カラーのロックアウト」を有償オプションとして提供している可能性がある。実際、以前にはポルシェの専用カラー「ルビースター・ネオ」で納車されたGTDも確認されている。
標準のGTDですら圧倒的な性能を誇るが、フォードはさらに進化させた「GTDコンペティション」を発表した。先月、ニュルブルクリンクでのラップタイムが6分40秒835を記録し、シボレー・コルベットZR1Xやポルシェ・911 GT3 RS マンテイを上回ったことが明らかになった。GTDコンペティションの詳細なスペックは未公表だが、軽量化やパワーアップ、ダウンフォースの向上が図られているとみられる。