フロリダ州で人気の「スーパーカー風ボート」が、5万ドル(約750万円)で落札された。実車のランボルギーニ・アヴェンタドールSVJを彷彿とさせるデザインながら、その実態はヤマハ製4気筒エンジンを搭載した「見た目だけのスーパーカー」だった。

このボートは、フロリダの複数のレンタル会社で提供されている「スーパーカー風ボート」の一種で、遠目には本物のランボルギーニと見間違えるほどの迫力ある外観が特徴だ。先日、アメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」で行われた取引で、このボートが5万ドルで落札された。新車時の価格は8万4,700ドル(約1,270万円)だったため、大きく値下がりしたことになる。

「ランボルギーニ」そっくりの外観、中身はヤマハ製エンジン

このボートは、マイアミのウォータースポーツカー社によって製造された。遠目で見ると、本物のランボルギーニ・アヴェンタドールSVJと見間違えるほどのデザインだが、近づくとそのプロポーションの違いに気づく。それでも、鮮やかなピンク、白、ターコイズのカラーリングが施されたこのボートは、通常のボートとは一線を画す存在感を放っている。

フロントフェイスは鋭角的なデザインで、角張ったヘッドライトや、偽の鍛造カーボンファイバー仕上げのホイールが特徴的。リアにはランボルギーニのV12スーパーカーから流用されたリアウイング、ディフューザー、テールランプが装備されている。しかし、キャビン部分に入ると、その「スーパーカー」の幻想は崩れる。それでも、レザーやカーボンファイバーのトリムが、見た目をごまかす努力をしている。

エンジンはヤマハ製4気筒、走行時間わずか6時間

このボートを動かすのは、ヤマハ製1.8リットル自然吸気4気筒エンジン(250馬力)だ。現在の所有者によると、このエンジンはわずか6時間しか使用されていないという。これは、所有者の節度の表れか、それとも飽きの早さの表れかは定かではない。また、シングルアクスルのトレーラーが付属しているため、水辺への運搬は比較的容易だ。

このボートは最終的に5万ドルで落札された。新車時の価格8万4,700ドルから大幅に値下がりしたことになる。新たな所有者は、個人用として楽しむか、時間貸しでレンタル事業を始め、 novelty(新規性)が薄れる前に費用を回収するかを選択できる。

「ランボルギーニ型ボート」は、見た目と実用性のギャップが魅力の一つ。所有者は、このボートを通じて、どれだけの楽しみとコストを得られるのか、今後注目される。
出典: CarScoops