夏の興行戦、過去最高のスタートを記録
2024年の夏の興行戦が幕を開け、初週末の全米興行収入は前年同期比19%増の1億7400万ドルに達した。その立役者となったのが、20世紀スタジオの「プラダを着た悪魔2」と、ライオンズゲート/ユニバーサルの「マイケル」だ。
「プラダを着た悪魔2」が圧倒的な記録を樹立
「プラダを着た悪魔2」は、国内で7700万ドル、世界で2億3300万ドルのオープニング成績を記録し、興行戦のトップに立った。これは、昨年の夏興行戦の開幕作であったマーベルスタジオの「サンダーボルト*」の国内7430万ドル、世界1億6000万ドルを上回る記録だ。
同作は、2006年に公開されたオリジナル版「プラダを着た悪魔」のインフレ調整後の興行収入3億2650万ドルを超えるためには、世界興行収入で約5億3500万ドルを目指す必要がある。
国際市場でも好調なスタート
イタリアは、映画の舞台の一つでもあることから、1660万ドルのオープニングを記録し、同作の最大の国際市場となった。次いでブラジルが1260万ドル、英国が1200万ドル、メキシコが1170万ドルを記録している。
批評家と観客双方から高評価
「プラダを着た悪魔2」は、前作同様に批評家と観客双方から高い評価を受けており、シネマスコアでA-、Rotten Tomatoesでは批評家77%、観客87%のスコアを獲得した。観客層は、76%が女性で、そのうち58%が35歳以上という、2000年代の女性向けドラマコメディの特徴を色濃く反映している。
「マイケル」も健闘、驚異的なロングランを記録
一方の「マイケル」は、初週末に9700万ドルの興行収入を記録し、2週目も44%減の5400万ドルにとどまった。海外市場では21%減の8000万ドルを記録し、2週間の合計で国内1億8330万ドル、世界4億2400万ドルの興行収入となった。
今後の興行戦の展望
今後の公開予定作には、アマゾンMGMのファミリー向け「ザ・シープ・ディテクティブ」、ワーナー・ブラザース/ニュー・ラインの男性層向け「モータルコンバットII」、そして「スター・ウォーズ」シリーズの新作「ザ・マンダロリアン・グローグ」などが控えている。その中で、「プラダを着た悪魔2」は独自の地位を獲得することが期待される。
「マイケル」は独自の地位を獲得し、2週目も驚異的なロングランを記録した。