米ニュージャージー州ニューアーク上空で6月23日(日)午後、United Airlinesのベネチア発便(UA169便)が着陸時にトラックの荷台上部をかすめる事故が発生した。奇跡的に乗客221人と乗員10人全員にけがはなく、トラック運転手も軽傷で済んだ。
ニュージャージー州警察の予備調査によると、ボーイング767-400型機の着陸用タイヤと機体下部がトラックの荷台上部に接触したことが確認された。WNBCが入手した写真には、機体側面の切り傷やタイヤ側面の擦り傷が確認できる。また、倒れたポールがニュージャージー・ターンパイクを走行中のジープに当たったという。
トラックのダッシュカム映像には、着陸する飛行機の轟音と、運転手が上を見上げた次の瞬間に衝突音が響き、カメラが落下する様子が記録されていた。運転手は無事に停車し、割れたガラスによる腕の切り傷の手当てを受けた。
機体とトラックの被害状況
UA169便は「軽微な損傷」で済み、乗客・乗員全員が無事に降機した。一方で、トラックを運営するBaker’s Express社は「荷台やパン製品に損傷はない」と主張したが、映像からは衝突の衝撃の大きさがうかがえ、信憑性に疑問が残る。
米国家運輸安全委員会(NTSB)と連邦航空局(FAA)が原因究明に向けた調査を進めている。United Airlinesは「厳格な安全調査を実施し、乗務員は調査の一環として業務から外された」と声明を発表した。
パンを積んだトラックの奇跡的な生還
トラックはH S Family of Bakeries社のパンを輸送中だった。同社オーナーのChuck Paterakis氏は当初は「荷台やパンに損傷はない」と述べていたが、映像の衝撃の大きさから、その主張には疑問が残る。
この奇跡的な事故は、航空機の着陸時における安全対策の重要性を改めて浮き彫りにした。関係当局は引き続き詳細な調査を進める方針だ。