2026 FIFAワールドカップ開催に伴い、米国各地で公共交通機関の料金が高騰している。特にニューヨーク・ニュージャージーとボストンでは、通常の3倍以上の値段が設定されており、ファンから批判の声が上がっている。
ボストンからのバス代が90ドルに
スコットランド代表は6月14日にマサチューセッツ州フォックスボロで行われるハチとの初戦、そして6月23日にモロッコと対戦する試合で、会場までの移動手段を検討している。ボストンからフォックスボロまでは約80キロ。通常の鉄道利用で80ドル、バス利用では90ドルが必要となる見込みで、いずれも通常の3倍近い金額だ。
スコットランドファンが学校バスをチャーター
この高額な交通費に対し、スコットランドのサポーターたちは独自の解決策を編み出した。地元の学校バス20台をチャーターし、隣接するロードアイランド州プロビデンスからファンを輸送する計画を発表。往復38ドルというリーズナブルな料金で移動できるため、多くのファンが参加を表明している。
さらに、地元警察がこれらの学校バスを市内から高速道路まで先導することも決まり、安全面でも安心感が高まっている。BBCによると、この取り組みは「交通費の値上げに対するファンの知恵」と評価されている。
ニューヨーク・ニュージャージーでも高額な移動費
6月27日にニュージャージー州のメットライフスタジアムで行われるイングランド対パナマ戦では、ニューヨーク・マンハッタンからの移動費がさらに顕著な問題となっている。通常12.60ドルで済む鉄道利用が、この試合限定で往復150ドルに設定されているのだ。主催者側は需要の高まりを理由に値上げを正当化しているが、ファンからは「行き過ぎた値上げ」との声が上がっている。
他都市では比較的安価な移動手段も
一方で、全ての開催都市で公共交通機関の料金が高騰しているわけではない。カリフォルニア州では、クレアモントやシミバレーからソーフィスタジアムまでのバス・鉄道利用が通常と同じ1.75ドルに据え置かれている。また、ダラスのトリニティ鉄道エクスプレスは6ドルの往復料金を維持し、アトランタのメルセデス・ベンツスタジアムへの片道利用も2.50ドルに抑えられている。
ワールドカップ開催に伴う公共交通機関の値上げ状況
- ボストン(フォックスボロ行き):鉄道80ドル、バス90ドル(通常の3倍)
- ニューヨーク(メットライフスタジアム行き):往復150ドル(通常12.60ドル)
- カリフォルニア(ソーフィスタジアム行き):1.75ドル(通常と同額)
- ダラス(スタジアム行き):往復6ドル(通常と同額)
- アトランタ(スタジアム行き):片道2.50ドル(通常と同額)
「交通費の高騰はワールドカップの魅力を損なう。ファンが無理なく試合を楽しめる環境を整えるべきだ」
— サッカーファンのコメント