ドイツの自動車メーカー、ポルシェは、ピクサーとのコラボレーションにより、アニメーション映画「トイ・ストーリー」に登場するキャラクターをモチーフとした3台のスペシャル911を制作した。それぞれの車両は、ウッディ、バズ・ライトイヤー、ジェシーの個性を反映したデザインとなっている。
これら3台のスペシャルカーは、6月8日にロサンゼルスで開催される「トイ・ストーリー5」のプレミア上映で初公開される。同作は6月19日に劇場公開を予定しており、玩具たちがデジタル化する世界に直面する物語が描かれる。
キャラクターの個性を反映したデザイン
ポルシェのカスタマイズ部門「ゾンダーヴンシュ」が手掛けたこれらの車両は、各キャラクターの特徴を色や素材、フォルムで表現している。例えば、バズ・ライトイヤーの「スペースレンジャー」としてのイメージを反映し、大型のリアウイングを装備。ジェシーの閉所恐怖症を考慮し、オープンボディのターガが選ばれた。一方、ウッディはカウボーイ仕様のクーペが用意されるという。
トイ・ストーリーのプロダクションデザイナー、ボブ・ポーレイ氏は「各キャラクターの個性を、素材や色、フォルムを通じて表現することが目標だった」とコメント。そのコンセプトは、公開されたティザー画像からも垣間見ることができる。
チャリティーオークションで販売へ
これら3台のスペシャル911は、一般販売や受注生産されることはなく、チャリティーオークションに出品される。売上金は、子どもや支援を必要とする人々を対象とした3つの非営利団体に寄付される予定だ。
類似のスペシャルカーの販売価格を参考にすると、高額な落札が見込まれる。2022年に開催された「サリー・スペシャル」と呼ばれる911は、オークションで360万ドル(約5億円)で落札された。今回の3台のスペシャルカーは、トイ・ストーリーという人気フランチャイズに関連していることから、さらに高額な落札が予想される。
過去のコラボレーション実績
ポルシェとピクサーのコラボレーションは今回が初めてではない。2022年には、映画「カーズ」のキャラクター「サリー・カレラ」をモチーフにした911を発表。992世代のGTSをベースに、特別なカラーリングや996世代のアルミホイール、カスタムインテリアを採用していた。
「多くの人々にとって、初めてのお気に入りのおもちゃは特別な思い出です。それと同じように、私たちの車に初めて触れた時の感動を、今回のコラボレーションで再び多くの人々に届けたいと思います」
— ティモ・レッシュ(ポルシェ・カー・ノースアメリカ CEO)
今後の展望
ポルシェは、レースや性能向上だけでなく、ポップカルチャーとのコラボレーションにも積極的に取り組んでいる。今回のスペシャル911は、その新たな試みの一つと言える。今後も、さまざまな分野とのコラボレーションが期待される。