マイケル・セイラー氏が率いるストラテジー(旧マイクロストラテジー)が、再び大規模なビットコイン買い増しに動く可能性が高まっている。同社のマイケル・セイラーCEOは4月19日、X(旧Twitter)にストラテジーのビットコインポートフォリオ追跡画面のスクリーンショットを投稿し、「Think Even ₿igger(さらに大きなビットコイン保有を目指せ)」とコメントした。
ストラテジーはこれまで、公式の規制当局提出書類の直前に暗号的な発言を行うパターンを繰り返してきた。直近では、STRC(Variable Rate Series A Perpetual Stretch Preferred Stock)と呼ばれる優先株式を発行し、その資金で13,927BTCを平均71,902ドルで購入した。総額は約10億ドルに相当し、SEC提出書類で明らかになった。
この買い増しにより、ストラテジーのビットコイン総保有量は780,897BTC、時価総額は590億ドルを超える規模となった。同社は引き続き世界最大の企業ビットコイン保有者であり、毎週の買い増し発表は市場関係者にとって注目のイベントとなっている。
STRCが次なる大規模買い増しを支える可能性
STRCは額面100ドル前後で取引される優先株式で、年間配当率11.5%の変動配当を提供している。配当は月次で見直され、株価の安定性を維持する仕組みとなっている。ストラテジーは最近、STRCの配当スケジュールを月次から半月次に変更する提案を発表した。同社はこの変更により、再投資の遅延を軽減し、流動性と市場効率を向上させる狙いがあるとしている。
ビットワイズのアドバイザーであるジェフ・パーク氏は、この動きについて「STRCの半月次配当導入は、企業ファイナンスの革新的な一歩だ。投資家にとって流動性が高まり、サイクル性の低い安定した投資環境を提供する」とコメントしている。
STRCの取引高が示唆する大規模買い増しの可能性
市場関係者の間では、STRCが直近の1週間で10億ドルを超える取引高を記録したことから、さらなるビットコイン買い増しの資金調達が可能になったとの見方が広がっている。CryptoSlateの報道によれば、STRCは連続2日間で10億ドル以上の取引高を達成したという。
ビットコイン・フォー・コーポレーションの推計によれば、この取引高は約30,000BTCの買い増しに相当する可能性があり、同社の歴史的な週の一つとなる可能性が指摘されている。これにより、STRCの時価総額は現在の60億ドル超から20億ドル近く増加する可能性がある。また、ストラテジーの資金調達モデルにおけるSTRCの重要性がさらに高まることも予想される。