第4戦、デトロイト・ピストンズは初回の攻撃権で、多くの元選手が提言する通り、センターのジャレン・ダレンにポストアップを狙わせるプレーを仕掛けた。ダンカン・ロビンソンがウェンデル・カーター・ジュニアのバックスクリーンをかけ、デズモンド・ベインがダレンとのマッチアップを強いられた。ダレンはシリーズ序盤から、相手の戦術に翻弄され、リバウンドやハードワークで劣勢に立たされていた選手だった。
しかし、マジックはピストンズの意図を察知。ベインがスティールで阻止し、直後にカーター・ジュニアがオープンな3ポイントシュートを決めた。この一連の流れがシリーズの縮図となった。ピストンズが単純なプレーすら完遂できない一方で、マジックは現代バスケの理想像を体現していた。センターがペイントエリアにとどまるのではなく、スペースを活かしたプレーでピストンズを圧倒したのだ。
結果、マジックは88-94で勝利し、イースタン・カンファレンス1位のピストンズに対し、シリーズ3-1のリードを奪った。ピストンズの「肉体派」戦略は完全に機能不全に陥り、マジックの知略の前になす術もなかった。
出典:
Defector