ワシントン発 — メラニア・トランプ前米大統領夫人が4月25日、ホワイトハウス記者協会晩餐会(WHCD)で起きた銃撃事件を受け、司会者のジミー・キンメルが行ったジョークを非難する声明を発表した。

同会見でメラニア氏は、WHCDの安全対策強化を訴えるとともに、ジョークが「暴力を助長する」と指摘。特にキンメルが2023年のWHCDで行った、当時の大統領だったドナルド・トランプ(メラニア氏の夫)を揶揄する発言を取り上げ、「言葉には責任が伴う」と述べた。

メラニア氏はさらに、「誰もが尊重されるべきであり、暴力は決して解決策ではない」と強調。事件を受け、政治家やメディア関係者に対し、より慎重な発言を求めた。

一方、キンメル側はこれまでに「ジョークは政治風刺の一環であり、暴力を意図したものではない」と反論。WHCDの主催団体であるホワイトハウス記者協会も、安全対策の見直しを表明している。

事件の背景には、近年の米国における政治的分断の激化が指摘されており、メラニア氏の発言はこうした社会的緊張の高まりを反映するものと見られている。