米国のテレビ番組「モーニング・ジョー」の司会者、ジョー・スカボロー氏は13日、イラン戦争に関するピート・ヘグセス国防長官の記者会見を生放送で検証し、一部の発言が「まったく事実ではない」と指摘した。

ヘグセス長官は記者会見で、米海軍によるイランへの海上封鎖が「世界規模に拡大した」と述べ、ホルムズ海峡への機雷敷設に関する懸念にも言及。さらに、イランが核兵器を保有しないことが戦争の成功だと主張した。これに対し、スカボロー氏は即座に反論した。

「軍事的成功は認めるが、明確なミッション目標はなかった」とスカボロー氏は述べ、ヘグセス長官の発言を批判。さらに、イランの核開発阻止とホルムズ海峡の航行自由化が達成されなければ、政権の完全な失敗と断じた。

スカボロー氏はまた、ヘグセス長官が過去40年以上にわたり米国の歴代政権がイラン問題に「目を背けてきた」と発言したことにも反論。「7つの政権がイランの脅威を認識していた。しかし、戦争が世界的な経済危機を招く可能性も理解していた」と述べた。

さらに、ヘグセス長官が欧州諸国の指導者を「 fancy conferences(贅沢な会議)ばかりで、船に乗って行動せよ」と揶揄した発言にも批判を加えた。スカボロー氏は、「欧州諸国はソ連崩壊や第二次世界大戦の勝利に貢献した同盟国だ」と反論し、政権の反欧州主義を強く非難した。

また、スカボロー氏は、ウクライナへの900億ユーロ規模の支援が行われた翌日に、欧州諸国を批判したヘグセス長官の発言時期を「皮肉だ」と指摘。「ウクライナ支援を通じてロシアの侵攻を抑止しようとしているのは欧州諸国であり、米国は何もしない」と述べた。

出典: The Wrap