ロシアの特許庁(FIPS)に提出された新たな特許画像により、ラーダの次世代「ニヴァ」とみられるモデルの実車に近いデザインが明らかになった。このプロジェクト「T-134」は、かつてルノーとの提携下でスタートしたが、ウクライナ侵攻を機に提携が解消された後も開発が継続されている。
当初は2028年の発売が計画されていたが、開発はこれまでに複数回凍結と再開を繰り返してきた。しかし、今回の特許画像の公開は、いよいよ実用化に向けた動きが見え始めたことを示唆している。
「ニヴァ」の象徴的存在感を受け継ぐ新デザイン
新たな特許画像からは、フロントグリルがブラックアウトされ、ターンシグナルがオレンジ色に着色されていることが確認できる。メインヘッドライトは丸型で、デイタイムランニングライトが組み込まれており、グリルの両脇に配置されている。バンパーデザインも原型のコンセプトから若干の調整が加えられ、より頑丈なSUVらしい印象に仕上がっている。
サイドビューでは、黒いフェンダーフレアと目立つルーフレールが特徴的だ。リアドアハンドルはCピラーに移動しており、リアバンパーはブラックとボディカラーにマッチしたデザインとなっている。テールライトはLEDを採用し、シンプルながらも個性的な光のシグネチャーを放っている。
2021年に公開された公式スケッチとの整合性も高く、ラーダの施設内で目撃された実車モデルとの類似点も多い。
ダチア・ダスターとの共通点、ルーツをたどる
この新型SUVのデザインがダチア・ダスターと似ているのは偶然ではない。T-134プロジェクトは、ラーダがルノー傘下にあった時代にスタートし、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて提携が解消された後も開発が続けられてきた。
当初はルノー・ダチアのCMF-Bプラットフォームをベースとしたローカライズ版が採用される予定だったが、最近の報道では、より古いベスタアーキテクチャを流用する可能性も指摘されている。いずれにせよ、ラーダのおなじみの1.6Lおよび1.8Lエンジンが搭載される見込みだ。
発売時期は?ラーダSUVラインアップの現状
ラーダの現在のSUVラインアップには、1977年からほぼ unchangedで生産され続けている「ニヴァ・レジェンド」と、1998年にデビューした「ニヴァ・トラベル」(2003年、2021年、2025年にフェイスリフト実施)が存在する。今年後半には、ベスタセダンとプラットフォームを共有する新型「ラーダ・アジムト」が加わる予定だ。
次世代「ニヴァ」の発売は当初2028年を目指していたが、過去数年にわたり開発が凍結と再開を繰り返してきた経緯がある。しかし、今回の特許画像の公開は、いよいよ実用化に向けた動きが加速していることを示しているのかもしれない。
「ラーダの象徴的存在であるニヴァの次世代モデルが、いよいよ実用化に向けて動き出す可能性が見えてきた」
主な特徴まとめ
- フロントデザイン:ブラックアウトグリル、オレンジ色ターンシグナル、丸型ヘッドライト
- サイドビュー:黒いフェンダーフレア、目立つルーフレール、Cピラー配置のリアドアハンドル
- リアビュー:ブラックとボディカラーにマッチしたバンパー、LEDテールライト
- プラットフォーム:当初はCMF-B、現在はベスタアーキテクチャの可能性も
- エンジン:1.6Lおよび1.8Lエンジンを搭載予定