トランプ政権のイラン軍事介入、違法性を厳しく追及

MSNBCの人気番組「ラスト・ワード・ウィズ・ローレンス・オドネル」の司会を務めるローレンス・オドネル氏は、2024年7月22日の放送で、トランプ大統領によるイランへの軍事介入を厳しく批判した。同氏は「これまでのどの大統領も、戦争をこれほど軽視した者はいない」と断言した。

「違法な戦争」と指摘

オドネル氏は、米国がイランで軍事行動を継続することは、「ウォー・パワーズ法(1973年)」に違反すると主張。同法では、大統領が外国で軍事行動を継続する場合、議会が宣戦布告または明確な軍事行動の承認を与えなければ、60日以内に停止しなければならないと規定されている。しかし、イランにおける米軍の軍事行動は、すでに60日を大幅に超えているという。

トランプ大統領は、ベトナム戦争(19年)やイラク戦争(8年)との比較で、軍事介入の長期化を正当化している。これに対し、オドネル氏は強く反論した。

「議会はベトナム戦争で教訓を学びました。当時、ドナルド・トランプ氏は地元の徴兵局から招集されたにもかかわらず、参加を拒否したのです。違法な戦争という概念は、ベトナム戦争から生まれたのです」

ベトナム戦争との比較で浮き彫りに

オドネル氏はさらに、1964年のトンキン湾事件を例に挙げ、当時のリンドン・ジョンソン大統領が議会を欺いてベトナム戦争への全面介入を正当化した経緯を解説。その後、議会は戦争への資金提供を段階的に削減し、最終的にウォー・パワーズ法の制定につながったと指摘した。

「ジョンソン大統領もニクソン大統領も、ベトナム戦争を戦争と呼ばないようなことはありませんでした。彼らは決して『小さな遠征』などとは呼ばなかったのです。しかし、トランプ大統領はイランの軍事介入を『遠足』や『小旅行』と表現しています」とオドネル氏は批判した。

「アメリカはトランプの戦争を認めていない」

番組の最後に、オドネル氏は「これまでのどの大統領も、戦争をこれほど軽視した者はいない。アメリカ国民も同意見だ」と述べ、トランプ大統領の軍事介入を厳しく糾弾した。さらに「トランプ大統領は、アメリカ国民の過半数が当初から反対していた戦争を初めて指揮した大統領となった」と強調した。

同番組のフル映像は、以下から視聴可能だ。

出典: The Wrap