米国防総省との関係が深い宇宙企業「Quantum Space」は11日、同社の新CEOにジム・ブライデンスタイン氏(元NASA長官)が就任したと発表した。ブライデンスタイン氏は海軍パイロット出身で、その後オクラホマ州選出の連邦議員を3期務め、米国防委員会にも所属していた。

NASA長官としての任期を2022年に終えた後、5年ぶりに軍事宇宙分野へと活動の場を移す形となった。Quantum Spaceはメリーランド州に拠点を置き、機動性に優れた先進的な宇宙船の開発を手掛けている。

国家安全保障分野を重視

ブライデンスタイン氏は就任に際し、「Quantum Spaceにとって、国家安全保障宇宙分野は最優先事項だ」と述べ、同社のミッションに対する強い意気込みを示した。同社は今後、米国の宇宙軍事能力の強化に貢献する技術開発を加速させる方針だ。

軍事宇宙分野での経歴

ブライデンスタイン氏の経歴は多岐にわたる。海軍航空隊のパイロットとしてキャリアをスタートさせた後、2013年から2018年にかけてオクラホマ州第1選挙区の連邦議員を務め、その間に米国防委員会に所属。2018年から2022年までNASA長官を務め、宇宙政策の第一線で活躍した。

Quantum SpaceのCEO就任により、再び軍事宇宙分野でリーダーシップを発揮することとなった同氏の動きが注目される。