ゲームの目的は、誰もが知るように「楽しむこと」。しかし、中にはその裏でストレスを与える作品も少なくない。プレイヤー同士の連携ミスや過酷なシステム、倫理的な葛藤など、リラックスどころか心身を消耗させるタイトルが存在する。果たして「楽しい」と言えるのか、それともストレスの源泉なのか。
ストレスフルなゲームの特徴
ストレスを感じさせるゲームには、共通の特徴がある。例えば、時間制限や失敗のペナルティが厳しい、倫理的な判断を迫られる、他者との連携が必須でミスが許されないなどだ。これらの要素が重なると、プレイヤーはリラックスどころか、ストレスの渦に巻き込まれていく。
ストレスが魅力に?意外なエンターテイメント性
一見するとストレスフルなゲームも、その「辛さ」が逆に魅力となるケースがある。例えば、友人間のコミュニケーションが試されるゲームは、プレイヤー同士の関係性を深めるきっかけにもなる。また、過酷な状況下での意思決定は、プレイヤーに達成感や満足感を与えることもある。
1. Overcooked 2(協力クッキングゲーム)
一見すると可愛らしい協力クッキングゲームだが、タイマーや崩れるキッチン、プレイヤー間の絶え間ない叫び声が「友情を破壊する」とまで呼ばれるほどのストレスを引き起こす。チームワークが求められる一方で、ミスが許されない過酷な状況がプレイヤーを追い込む。
2. あつまれ どうぶつの森(シムレーション)
「癒しのゲーム」として知られる本作だが、多くのプレイヤーが島のレイアウト最適化やターンップ価格の管理、日々のタスクに没頭しすぎて、第二の仕事のように感じてしまったという声が多い。リラックスどころか、ストレスの源泉に変わることも。
3. Papers, Please(パスポート審査シミュレーション)
一見すると地味なパスポート審査のゲームだが、その裏にある倫理的な葛藤と経済的な切迫感が、従来のアクションゲーム以上のストレスを与える。正しい判断を下すことの難しさが、プレイヤーを悩ませる。
4. Darkest Dungeon(戦略RPG)
病気、狂気、永久死など、プレイヤーに対する罰則が非常に厳しい本作。仲間の精神状態を管理することが、敵との戦闘以上に難しいと感じるプレイヤーも多い。
5. Keep Talking and Nobody Explodes(爆弾解体ゲーム)
爆弾解体というコンセプト自体は面白いが、時間制限とプレイヤー間のコミュニケーション不足が原因で、実際にはパニック状態に陥りやすい。指示の聞き間違いや焦りが、ゲームをよりストレスフルにする。
6. The Sims 4(生活シミュレーション)
一見するとのんびりとした生活シミュレーションだが、キャラクターが飢え死にしたり、キッチンで火事を起こしたり、わずか5分間の放置で感情崩壊に陥ることも。プレイヤーの管理能力が試される。
7. Five Nights at Freddy's(ホラーサバイバル)
監視カメラをただ見ているだけの単純なゲームだが、常にジャンプスケアを警戒する緊張感がプレイヤーの精神を消耗させる。わずかなミスが命取りになる恐怖が、ゲームをよりストレスフルにする。
8. League of Legends(MOBA)
競争型マルチプレイヤーの代表格だが、その裏にあるトキシックなコミュニケーションとランクマッチのストレスは、プレイヤーを長時間にわたって精神的に消耗させる。勝利へのプレッシャーが、ゲームを楽しむことを難しくする。
9. This War of Mine(サバイバル)
戦争下の民間人を描く本作では、プレイヤーは倫理的なジレンマと不可能な選択に直面する。成功しても一時的なもので、失敗すれば壊滅的な結果が待っている。その重圧が、プレイヤーを追い込む。
10. Mario Party(パーティーゲーム)
カラフルで楽しそうなパーティーゲームだが、不公平なミニゲームやスターの横取り、数時間の努力を一瞬で無駄にする逆転劇が、友人間の関係を壊す原因に。友情を試すゲームとしても知られる。
11. Frostpunk(都市シミュレーション)
凍てつく冬の中で最後の都市を管理する本作は、倫理と生存の狭間で揺れるプレイヤーを追い込む。社会の崩壊を目の当たりにしながら、常に正しい選択を迫られる。
12. Getting Over It with Bennett Foddy(クライミングゲーム)
故意に難易度を高めた本作は、わずかなミスが致命的な後退につながる。哲学的なナレーションと相まって、プレイヤーの精神を消耗させる。ストレスの極致と言える作品。
13. Dead by Daylight(非対称マルチプレイホラー)
サバイバーとキラーの非対称マルチプレイが特徴の本作は、常に緊張感が続く。キラーから逃げるサバイバーの立場では、ミスが命取りになる。その緊張感が、プレイヤーをストレスに追い込む。
14. Slay the Spire(ローグライクデッキビルディング)
ランダム性の高い本作は、デッキの構築と戦略の立て直しが常に求められる。失敗が許されない状況が、プレイヤーにプレッシャーを与える。
15. Doki Doki Literature Club!(ビジュアルノベル)
一見すると可愛らしいビジュアルノベルだが、ストーリーがプレイヤーを精神的に追い込む。予想外の展開が、プレイヤーの心理を揺さぶる。ストレスとサプライズが融合した作品。
ストレスがもたらす意外な効果
ストレスフルなゲームであっても、その「辛さ」が逆に魅力となるケースがある。例えば、友人間のコミュニケーションを深めるきっかけになったり、達成感や満足感を与えることもある。また、ストレスを乗り越えることで、プレイヤーは新たなスキルや戦略を学ぶことができる。
まとめ:ストレスはゲームの楽しみ方の一つ
ゲームは本来、楽しむためのもの。しかし、その中にはストレスを感じさせる作品も少なくない。そのストレスが、逆にゲームの魅力となり、プレイヤーに新たな経験を与えることもある。重要なのは、自分に合ったゲームを見つけ、ストレスを楽しむ方法を見つけることだ。
「ゲームは娯楽であるべきだが、ストレスを感じることもまた、ゲームの楽しみ方の一つ」
ゲームデザイナーの意見