米国防総省は1月10日、OpenAI、Google、Microsoft、Amazon、Nvidia、Elon Musk氏が率いるxAI、およびスタートアップのReflectionと機密情報の取り扱いが可能なAIツールの活用に関する契約を締結したと発表した。

一方で、同省はこれまで機密情報の処理に利用していたAnthropicを、サプライチェーンリスクを理由に契約対象から除外したことも明らかになった。同社は米国政府機関に対してAIモデルを提供する主要な企業の一つであったが、今回の決定により協力関係が終了する形となった。

今回の発表は、すでにOpenAIとxAIとの間で「合法的なAIシステム活用」に関する合意が成立していたことを踏まえたものだ。また、Googleも同様の契約を締結していたと、The Informationが報じている。The Wall Street Journalによると、Microsoftも既に同様の取り決めを完了しているという。

防衛分野におけるAI活用の拡大は、米国の軍事戦略において重要な位置を占めつつある。しかし、機密情報の取り扱いに関わる企業の選定は、セキュリティリスクの観点から慎重に進められている。

「AI技術の軍事利用は、今後ますます重要な課題となる。特に機密情報の取り扱いにおいては、信頼性と安全性が最優先される」
— 匿名の米国防総省関係者

今回の契約締結により、米国防総省はAI技術を活用した情報処理能力の向上を図る一方で、サプライチェーンの安全性確保にも注力する姿勢を示した。今後、他のAI企業との契約拡大も予想されるが、セキュリティリスクの管理が引き続き課題となるだろう。

出典: The Verge