米国のスティーブ・ウィトコフ特使とジャレッド・クシュナー元大統領上級顧問が、近日中にパキスタンを訪問し、イランのアッバス・アラグチ外相と停戦交渉を行う見通しであることが、米当局者の情報により明らかになった。

背景:トランプ大統領はイランとの停戦を延長したが、ここ数日の外交交渉は進展が見られていない。今回の訪問は、停滞状態を打破し、軍事オプションの検討に入る前に合意形成に向けた動きを加速させる目的とされる。

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アラグチ外相は金曜日の夜にイスラマバードに到着し、パキスタンのシェハバズ・シャリフ首相、イシャク・ダル外相、アシム・ムニール陸軍参謀総長との会談を行う予定。パキスタン当局者によると、アラグチ外相との会談では、米国との交渉再開に向けた議論が中心となるという。「アラグチ外相との会談後に、米国との三者会談の実施を検討する」と述べた。

アラグチ外相はイスラマバードからオマーンのマスカット、そしてモスクワへと渡航する見通しで、米国特使との具体的な会談日程は未定となっている。CNNがウィトコフ氏とクシュナー氏のパキスタン訪問計画を最初に報じた。

裏で動く米国側の動向

前回の交渉を主導したペンス副大統領は今回の訪問に参加しない。米当局者によると、これはイラン側の交渉相手であるモハンマド・バーゲル・ガリバフ議長が同行しないためだという。

米当局者と関係筋によると、ガリバフ議長は前回の交渉におけるイラン指導部内の内紛に不満を募らせ、辞任すら検討していたという。「彼はイランの他の関係者に辞任について話をしていたが、まだ実行には移していない」と述べた。

今後の展望

米当局者によると、交渉が進展すれば、ペンス副大統領がパキスタン入りする可能性がある。現地チームとの電話会議を通じて支援する見通しだという。

また、ペンス副大統領の首席補佐官とチームメンバーもウィトコフ氏とクシュナー氏に同行し、交渉をサポートする予定となっている。

出典: Axios