コロラド州のジャレッド・ポリス知事は6月7日、選挙結果否認派で元メサ郡事務官のティナ・ピーターズの刑期を半減することを発表した。これにより、ピーターズは来月6月1日に釈放される見通しとなった。
背景と経緯
ピーターズは2020年の選挙後に郡の投票機器や記録を改ざんした罪で、およそ9年の実刑判決を受けていた。ポリス知事の決定は、トランプ前大統領が昨年行った恩赦要請を受けた形だが、州レベルの事件に連邦政府には管轄権がないため、実質的な影響は限定的だった。
民主党幹部からの批判
ポリス知事の決定は、民主党の幹部から即座に批判を浴びた。フィル・ワイザー司法長官とジェナ・グリズウォルド州務長官は共同声明で以下のように述べた。
「ポリス知事によるティナ・ピーターズの刑期半減は、基本的な正義の観点からも驚くべき間違いです。これはトランプ氏への屈服に他なりません」
(ワイザー司法長官)「知事の今回の行動は、選挙否認運動を正当化し、米国の民主主義に長期にわたる暗い傷を残すでしょう」
(グリズウォルド州務長官)
トランプ氏の反応
トランプ前大統領は Truth Social にて、ポリス知事の決定を受けて「FREE TINA!(ティナを解放せよ!)」と投稿した。
ポリス知事は声明で「恩赦には人生を変える力があり、慎重な検討の末に決定された。時には議論を呼ぶこともあるが、今回の決定はその一例だ」と述べた。また、同日44人に恩赦が与えられた中で、ピーターズへの措置は9件の減刑の一つだった。
関連情報
- ポリス知事は計35件の恩赦と9件の減刑を発表
- ピーターズの事件は2020年選挙後の投票機器改ざん容疑に関連
出典:
Axios